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2022年08月28日

「1日2回の家中雑巾がけ」  vol.029 (通算380 )

こちらの記事は
2022年8月27日配信分の転載です。
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 今回の記事が役立ちそうなのは…、
家、建物の管理に興味がある方
家事が好きな方、嫌いな方
ライフハックに興味がある方
文化財や歴史に興味がある方

などです。

『スズさん 昭和の家事と家族の物語』
という映画をご存知の方はこのメルマガの読者の中でも
あまり多くないのではないかと思います。
https://kirokueiga-hozon.jp/movie/movie-suzusan


スズさん、といっても、広島県呉市での戦争と原爆体験を描いた
『この世界の片隅に』ではなく
ドキュメンタリー映画です。
86分と短いので、機会があったらぜひオススメです。

この映画の舞台となった東京都大田区の旧小泉宅は、
現在は国の登録有形文化財「昭和の暮らし博物館」となっています。
社会科見学で訪れる小中学生もたくさんいるようです。
スズさんの長女の小泉和子さんが館長をしています。
http://www.showanokurashi.com/

小泉スズさんは、1910年(明治43年)生まれ、
横浜の農家に生まれ、横浜で関東大震災を経験、母親を亡くし、
その後18歳で東京の大きなお屋敷に女中奉公、
その縁で、22歳のときに、
東京都庁勤務の建築技師だった孝さんとお見合い結婚しました。
関東大震災に続き東京大空襲も経験、
戦後、ようやく落ち着いたふたりは、東京都大田区(当時は「郊外」の範囲)に、
孝さんが自ら設計、ローンを組んで、一戸建てを購入します。
それがこの家です。

「落ち着いた」とはいえ、当時は家事家電がほとんどない時代でもあり、
スズさんは家でとにかくよく働きます。
当時は、家事家電がほとんどないだけでなく、
調理済み食品や衣服も今より売ってる量が圧倒的に少ないですから、
「自家製」の一択しかないものがたくさんありました。
映画を見ていると、家が「なんでもやる、小さな工場」みたいな感じです。

家事には「作る(料理、衣服、その他生活道具)」と
「維持、修繕する(皿洗い、洗濯、掃除、その他補修)」の
二面ががあると思うんですが、家族が手伝ったとしても、
先頭に立ってマネジメントするのは、スズさんの仕事でした。

「クリエイティブ」な部分と「メンテナンス」の部分があるので、
見ていると「楽しそうだなあ」とも感じるし、「大変そうだなあ」とも感じます。

春と秋にはおはぎを作り、夏には梅干しを作り、
一年中子どもたちの着るものを作り。
一方、当時は、エアコンがないですから、
夏はずっと家の戸や窓が開けっ放しで、
そうすると、外から大量に砂やホコリが飛んできます。
1日2回、家中の雑巾がけをしていたそうです。

私は東京の住まいは鉄筋コンクリートのワンルームマンションで、
東京の猛暑多湿下では完全にエアコンに頼っていますが、
1日2回の家中雑巾がけは、こんなに狭い家でもきついなあ、と
思ってしまいます。

しかし、映画を見ていてあらためて思ったのは、
・家事には精神を落ち着かせる瞑想的側面がある
・家事が好きで、家事に没頭できると、経済的にトクである

という2面です。

「家中雑巾がけはきついな」と上で書きましたが、
わたしの知っている方には、家の雑巾がけを、少なくとも1日は1回、
何十年も続けてきている方もいます。
この方は、雑巾がけの「瞑想的側面」を実感していらっしゃるようです。
お寺の修行でも、廊下の雑巾がけは定番ですよね。

「家事が経済的にトクか」ですけど、
ビジネスの塾などで、
「嫌いなことは得意な人に外注して、自分は好きなことでその
費用を稼ぐことに専念したほうが良い」
と指導する人もいます。
しかし、家事に集中することで、
外で売ってる、一瞬でお金が吹っ飛ぶものに目がいってる
暇がなくなる、ほうが、経済的にはトクなんじゃないかと
思います。
頑張って稼いだら稼ぎは2桁も3桁も増えるかもしれないけど、
欲しいバッグのお値段が2桁も3桁も増えてキリがない気がします。
カフェで飲み物頼むと1日タバコ1箱分の出費になっちゃうけど、
ちゃんと掃除された家で飲み物作って飲むのは、悪くないし、
飲み物代が2桁減るんですよね。

それから、家事をする=家をよく観察する=自分をよく観察する
につながり、
肉体的、精神的、財政的、人間関係的な不調に気がつくのも
早くなるという面があると思います。
こうした不調に気が付かずにいて
問題が大きくなったり取り返しがつかなくなってから発覚したのでは、
強いられる負担、出費は、指数関数的に大きくなってしまうのでは。

家事というのは
洗濯物に酢を入れると色止めになる、とか
「工夫=ハック」だらけでもあり、
これは楽しいです。
ものを修繕したり、使いやすく手を加えたりするのは、
工作的な面もありますね。

子どものときは、とても家事が嫌いでした。
それは、わたしの育った家は「家事=無償労働」と考える家の典型で、
家事をすることに対して敬意がなかったからです。
感謝されることも褒められることもないのに
「風呂がぬるい」だ「塩味が足りない」だのと要求が多い環境では、
自分をよく観察するどころか、
感覚が麻痺し、健康その他の大きな障害につながってしまいます。

でも、今、それから長い年月を経たことや
コロナ・チャレンジで「家の中でやれることを増やす」ことへの
注目度が一気に高まった中で、
「家事をすること」をあらためて見直しています。

ちなみにフランスの家はエアコンがないので
(たいていの家は、ない)
少なくとも1日1回は掃除機がけです。
掃除機のゴミ受けの中に細かい砂粒が日々、たまっていきます…。
(そして英語の記事は今週も書けませんでした、頑張ります…)

今回のお話は、ここでおしまいです。
ご愛読いただきまして、まことにありがとうございました。
次回も楽しみにしていただけるように、頑張ります!

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「16時間」  vol.028 (通算379)

こちらの記事は
2022年8月21日配信分の転載です。
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今回の記事が役立ちそうなのは…、

変人の話でも読んでくださる方…かな?(ありがとうございます)

わたしの話はそれをリリースすることで、

読む人とわたしの前にある「壺(流行語?)」に入れる感じなので

必要な人がその「壺」から取り出して持っていってくれたら

嬉しいです。


以前も書きましたが、

今年になってから、

「15時間半の長時間フライト」

というのを2回経験しました。

1度目は東京(成田)〜中国〜カザフスタン〜東ヨーロッパ〜パリ

2度めは東京(成田)〜太平洋〜アラスカ・ベーリング海〜北大西洋〜パリ


でした。

航空会社もダイヤが乱れているせいなのか搭乗してドアがしまってから

離陸まで時間がかかるので、ドアが閉まってから開くまで

16時間ぐらいはかかります。

ヨーロッパから日本に向かうときは追い風なので、13時間半ぐらいなので

ロシア上空最短ルート(行き12時間半、帰り11時間半)とあまり変わらないので

16時間を体験したのは2回ということになります。


 乗る前は戦々恐々でしたが、2回体験してみて2回とも感じたのは、

「想像してたよりずっと快適」だった! ということでした。

最短ルートの12時間半よりずっと快適だったかもしれない。


以前から、「日本〜ヨーロッパを飛行機で移動してる」と

いうと「何時間かかるの? 12時間? ひょえ〜長いね〜」

という反応をされることがよくあったのですが、

12時間って、どちらかというと、「短くてたいして何もできない」

というのが実感なんです。

12時間のうち、睡眠と食事は取りますし、

(とらないと到着後の活動に差し支えるので)

離陸と着陸前後のそれぞれ1時間半ぐらいは、

安全ビデオを見たり、

そこそこ揺れたり、

着陸前の軽食が提供されたり

シートベルトを確認したり、

出したものをカバンにしまって忘れ物がないか確認したり、

手元バッグの中身(通貨や交通カード)を入れ替えたり…と

落ち着かないです。

離着陸それぞれ1時間半、メインの食事に1時間半、睡眠に

5時間とったとすると、あと3時間強しか残らない。

映画を1本見て、機内を動いて体操してたらおしまい。


15時間の飛行時間だと、「何かできる時間」が4時間プラスされるので、

「何かやった」という達成感を味わうぐらいには、作業が進みます。


今回は、本が2冊読めました。

キンドル内に購入して読む時間がとれなかった本がたまってるのですが、

今回はその中の

『日本が自滅する日』石井紘基 初版2002年  と

『Ballerina Body 』Misty Copeland  2017 年 

を読めました。


石井紘基さんは、安倍元総理殺害事件以前は、戦後、現役議員として

殺害された唯一の人で、本書は、税の無駄遣いについて

長年話題の書でしたが、やっと読めました。


Misty Copeland (ミスティ・コープランド)は、

2015年に、アメリカン・バレエ・シアターのプリンシパルに

アフリカ系の女性(男性も含めると3人目)として初めてなった人です。

英語は日本語ほど自由に読めないのでゆっくりですが、

貧しい家庭でどのようにバレエと出会って行ったかまでは読めました。


このような、「興味があったが、期限がないので読むのが後回しになってる本」

の時間を読み進めるのに、16時間あると、やっと着手でき、

充実感がありました。


飛行機の中では座ってればご飯も持ってきてくれるし、

下げてくれるし、寝るのにパジャマに着替えてベッドに行く必要もないし

動かないで集中できる時間がとれるというのは、

ほんと、貴重なんですよね…


それにしても、わたしは旅行をするのもひとりなので

こんなに悠長なこと言っていられますが、

お子さん連れで飛行機に乗る方は、

大変そう…

子どもさんが楽しんでくれればいいけど、

ちょっとしたことで体調を崩しそうだし。

わたしも子どもの頃、初めて乗った飛行機(四国行きのプロペラ機)では

吐いてしまった記憶があります。


今、長距離便の本数が減っていて、

飛行機の中は、観光客よりも圧倒的にビジネスや家族単位での移動

(成田は仏領ニューカレドニアと本国を結ぶ乗り継ぎ空港です)

の客が多いので、子どもの数も多いし、猫の声が聞こえたこともあります。

にぎやかです。


川端康成の『雪国』と同じように、

16時間もの旅行を終えると、時空のトンネルを抜けて、

文字通り「異世界に来た」という感が強いです。


身体も少しずつ老化してきているけど、

この「異世界感」のおかげで、ターンオーバーできている感じです。


話は変わりますが、

今回、スーツケースの中身の大ウェイトをしめていたのが、

かつて5年間英語を教えていたときの紙の資料すべてでした。

これを持ち込んで、まとめの記事を配信しようと思っているのですが

なかなかできないでいます。

来週は頑張ろう…。



今回のお話は、ここでおしまいです。

ご愛読いただきまして、まことにありがとうございました。

次回も楽しみにしていただけるように、頑張ります!


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簡単なアボカド・ディップから、三段がさねの「ロー・コテッジ・パイ」まで

1冊に147のレシピを収録のボリュームです。

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posted by 石塚とも at 18:09| 「野菜くだもの通信」バックナンバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする