こちらの記事は
2023年2月17日配信分の転載と写真補足です。
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書籍紹介記事ですでにアップしていますが、
デイヴ・アスプリーさんの『シリコンバレー式超ライフハック』
(原題 Game Changers : What Leaders, Innovators, and Mavericks Do to Win at Life)を読みました。
https://amzn.to/3Y0uB1e
デイヴ・アスプリーさんは、
「完全無欠コーヒー(bullet proof coffee 商標なので日本では
『バターコーヒー』と呼ばれることも多い)
の考案者として有名になりましたが、
この本には、完全無欠コーヒーを編み出すにいたった
彼の生きる指針〜生活、生き方、社会との関わり方すべてを
みなおす、膨大な情報が詰め込まれています。
Game Changers とは、それらに対する新しい提案を考案した人々をさし、
彼らに取材を重ねたのが本書です。
「完全無欠コーヒー」は、その端緒にすぎないのです。
朝食として「脂肪とコーヒーだけをとる」という発想は
出てきたときはとんでもなく常識破り、それこそ超ショックな方法に思えましたが、
最近、いろいろな意味でそれはありかもな、と思っています。
(ちなみに、デイヴさんが朝のコーヒーを勧めるのは
カフェイン摂取のためではなくポリフェノール摂取のためです)
そう思う一番の理由は、
人間の働き方=身体の動かし方が、人類史上見たことがないほど
変わってきているからです。
肉体労働から頭脳労働に従事する人の割合が高くなっています。
そして、現在一般的に普及している朝食は、
19世紀〜20世紀初頭ぐらいに、大規模農場や大規模工場で働く人が
よく働けるように工夫され、定着したものです。
西洋では糖分の摂取が高く(パン、ジャム、工場製のシリアル、ヌテラ?)
アジアでも朝から米を食べます。
「身体をたくさん動かせる」
「シュガー・ハイで気分がアガる」
2つの目的を果たしていたのです。
このような働き方と、1日中おもにPCの前で過ごし、
仕事の内容とは身体を動かすことでなく、
頭を動かして決定を下す、システムを構築する、
ということになれば、効率的なエネルギーが変わるのも
当然なことでしょう。
一方、19〜20世紀初頭に確立された朝食パターン、それ以外の
生活パターンが、働き方の変化につれて俊敏に変わるかというと、
そう簡単にいかないのです。
どうしてかというと、
19〜29世紀初頭に作られた生活習慣は大量生産サイクル
(つまり、大きな工場で作っているということ)の中に
組み込まれてしまって、簡単に方向転換できないからです。
工場企業で働いている人だけでなく、取引先、出資・融資者
大量の人が関わっています。
それに、「頭脳労働で働く人の割合がかつてないほど増えた」といっても、
世界全体で見れば、ごく一部に限られており、
現在も肉体労働している人はたくさんいて、
人類全体に一種類の朝食がベストというふうには、今後もならないでしょう。
個人の情報と材料収集で、自分のライフスタイルに合わせた
別の選択肢を探索・採用していくほうが、大企業にリードしてもらって
新しい提案=製品を待つよりも
早くて安上がりでしょう。
「小回りがきく」というライフスタイルも、
パーソナル・コンピューターの登場以降、
拡大してきたものです。
朝食は、その一例というわけです。
朝食を食べるにせよ、食べないにせよ、
起きて活動する以上なんらかのエネルギーを身体に入れる必要があるので
どうするかは必ず考えないといけません。
頭で考える、という意味でなく、直感でもいいのですが、
とにかく選択することになります。
ちなみにわたしが完全無欠コーヒーを採用しているかというと、
・一度採用
・問題を感じて中断
・血糖値スパイク・コントロールと組み合わせれば効果をもたらすかもしれないと思い、
最近また採用←今ココ、です。
もうちょっとデータがたまってきたら
また報告記事を書きたいと思います。
今回のお話は、ここでおしまいです。
ご愛読いただきまして、まことにありがとうございました。
次回も楽しみにしていただけるように、
いい記事を書きたいと思います。
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2023年02月25日
書籍記事 『シリコンバレー式超ライフハック』(原題 Game Changers : What Leaders, Innovators, and Mavericks Do to Win at Life)
『『シリコンバレー式超ライフハック』
(原題 What Leaders, Innovators, and Mavericks Do to Win at Life)
デイヴ・アスプリー David Asprey (著), 栗原 百代 (翻訳)
https://amzn.to/3Y0uB1e
「ブレットプルーフコーヒー(直訳すれば防弾コーヒー、翻訳は完全無欠コーヒー、登録商標なのでバターコーヒーと呼ばれることが多い)の発案者、デイヴ・アスプリーさんの生活全般にわたるライフハック本。
いやはや、すごい情報量、飽くなき探究心。突き詰めたらとことん。
食事はもちろん、睡眠、仕事、子供との関係、性的パートナーシップに到るまで。
人間がどれほどの可能性を秘めているのか、いままでわたしたちが踏襲してきた習慣は現代も続けていくべきなのか、新しい方法に変えるべきなのか、徹底的に検証し、必要に応じて、新しい方法を提案しています。
バターコーヒーはその中から生まれた一つのアイディアにすぎないのですね。
そこから感じられるのは、「人間とはどれだけの可能性を秘めているのか、どれだけ秘めた可能性を開花させることができるのか」という問いに対する追求心です。
人間が、神様や独裁者からの支配を逃れて、自分の独立を保ち、同時に社会的共同体の一員として貢献しよい関係を築く存在でありたい、という希求を具現化するとこうなるのかな、と、考えると、すごく納得がいきます。
この本の中から実践することは、すぐに答えが出せることではなく、一つ一つためし、自分の方法を探していくものなんだろうなと思いました(著者も本の最後のようにそのように言っています。あなたにはあなたのやり方があるはずだ、と)
(原題 What Leaders, Innovators, and Mavericks Do to Win at Life)
デイヴ・アスプリー David Asprey (著), 栗原 百代 (翻訳)
https://amzn.to/3Y0uB1e
「ブレットプルーフコーヒー(直訳すれば防弾コーヒー、翻訳は完全無欠コーヒー、登録商標なのでバターコーヒーと呼ばれることが多い)の発案者、デイヴ・アスプリーさんの生活全般にわたるライフハック本。
いやはや、すごい情報量、飽くなき探究心。突き詰めたらとことん。
食事はもちろん、睡眠、仕事、子供との関係、性的パートナーシップに到るまで。
人間がどれほどの可能性を秘めているのか、いままでわたしたちが踏襲してきた習慣は現代も続けていくべきなのか、新しい方法に変えるべきなのか、徹底的に検証し、必要に応じて、新しい方法を提案しています。
バターコーヒーはその中から生まれた一つのアイディアにすぎないのですね。
そこから感じられるのは、「人間とはどれだけの可能性を秘めているのか、どれだけ秘めた可能性を開花させることができるのか」という問いに対する追求心です。
人間が、神様や独裁者からの支配を逃れて、自分の独立を保ち、同時に社会的共同体の一員として貢献しよい関係を築く存在でありたい、という希求を具現化するとこうなるのかな、と、考えると、すごく納得がいきます。
この本の中から実践することは、すぐに答えが出せることではなく、一つ一つためし、自分の方法を探していくものなんだろうなと思いました(著者も本の最後のようにそのように言っています。あなたにはあなたのやり方があるはずだ、と)
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(2022/12/16更新)