おすすめする、ちょっとした工夫が大きな違いをもたらすのは下記の3つです。
・朝食を、果物、フレッシュ・ジュース、スムージーにする。
おなかがすくようなら、10時ごろ、第2朝食としてバナナなどをとるとよい。
・食事のときに、食後のフルーツはとらず、食前にする。
そのあと、サラダを食べ、最後に加熱食を食べる。
・加熱食では、「炭水化物」と「タンパク質(とくに動物性)」を一緒にとらない。
胃は従来すべてが酸性とされてきましたが、酵素栄養学を提唱するエドワード・ハウエル博士や、ガブリエル・カズンス博士は、胃のPHが、上部(噴門部)、下部(幽門部)ではPHが違うことを指摘しています。下部(幽門部)は従来通りPH2〜4の強酸性ですが、上部(噴門部)のPHは、5〜7でここでは食物酵素と、炭水化物を分解する酵素(プチアリン、またはアミラーゼ)が活発に働きます。
幽門部に送られると胃は酸性になり、タンパク質が消化されますが炭水化物は消化されません。ですから、炭水化物が噴門部で消化されないと、炭水化物は消化不良の状態になります。
一方、タンパク質が生の状態であれば、その食べものに含まれる食物酵素で噴門部にあっても消化が始まりますが、加熱タンパク質であると、すべての消化活動が幽門部に託されるために、胃酸とペプシンの分泌は生のタンパク質より負担がかかることになります。
このような理由から、加熱した炭水化物とタンパク質を同時にとることは、もっとも消化に負担がかかることとして、すすめられません。
「酵素栄養学」のページがこちらで見られます。
食べるときは、「野菜と炭水化物「野菜とタンパク質」という形で食べるようにします。
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