でも、私の意見では、ロー・フーディストというのは、「ロー・フードが持つ力を知っていて、それを生活に取り入れている人」というのでいいのではないかと思っています。
健康法によっては、「それは○○式もどきであって、それではまったく効果がない」というような言い方をするものもありますね。でも、ロー・フードの場合は、そんなに難しいことはありません。次の法則と背後にある根拠を知って、生活に取り入れれば、ちゃんと効果が出ますから大丈夫。
・加熱していない野菜や果物には、生きた水と食物酵素が含まれていて、これが体の新陳代謝をうながす。だから、野菜や果物に含まれる水酵素が最大限生かされる形で食べる。具体的には、加熱食品を食べる前に食べる。
・24時間には3つのサイクルがあって、「排泄の時間帯(朝の4時から正午まで)」「消化の時間帯(正午から夜8時まで)」「吸収の時間帯(夜8時から翌朝8時まで」に分かれている。
よって、午前中は、エネルギーを消化にかけず排泄がスムーズにいくように、消化のよい食べ物だけを食べる。具体的には、果物、フレッシュジュース、スムージー。
また、食事はなるべく夜8時までに終える。
・果物は、空腹で食べた場合は約20分で胃を通過し、すぐに吸収される非常に消化のよい食べ物。ところが、食後に食べると、他の食品と一緒に胃の中にとどまって腐敗するので効果がまったく逆になる。なので、必ず食前に食べる。
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胃は従来すべてが酸性とされてきましたが、酵素栄養学を提唱するエドワード・ハウエル博士や、ガブリエル・カズンス博士は、胃のPHが、上部(噴門部)、下部(幽門部)ではPHが違うことを指摘しています。下部(幽門部)は従来通りPH2〜4の強酸性ですが、上部(噴門部)のPHは、5〜7でここでは食物酵素と、炭水化物を分解する酵素(プチアリン、またはアミラーゼ)が活発に働きます。
幽門部に送られると胃は酸性になり、タンパク質が消化されますが炭水化物は消化されません。ですから、炭水化物が噴門部で消化されないと、炭水化物は消化不良の状態になります。
一方、タンパク質が生の状態であれば、その食べものに含まれる食物酵素で噴門部にあっても消化が始まりますが、加熱タンパク質であると、すべての消化活動が幽門部に託されるために、胃酸とペプシンの分泌は生のタンパク質より負担がかかることになります。
このような理由から、加熱した炭水化物とタンパク質を同時にとることは、もっとも消化に負担がかかることとして、すすめられません。
「酵素栄養学」のページがこちらで見られます。
食べるときは、「野菜と炭水化物「野菜とタンパク質」という形で食べるようにします。
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