映画を見ると、「一般的にはおいしそう」と思われるシーンでも、私にはちっともぴんと来なくて困ることがあります。
7月5日公開の「蛍の墓」を見ました。
原作者の野坂昭如さんは、実際に妹を1歳4か月でなくし、その贖罪意識からこの小説を書いたという話はよく知られているかと思います。
野坂さんは、妹のことをかわいがったし大事に世話したけれど、食べ物のことになると自分の欲が込み上がってしまい、畑でトマトを盗んでも自分だけ食べてしまった、というような体験があるそうです。
行き場所がなくて池端の洞窟で暮らすふたりが、わずかに残った米で粥を作って食べるシーンがあります。
それを見ていると、まったく違う観点から、はらはらしてしまいます。「米ばっかり食べていると、よけいおなかがすいてつらいんだよ〜」と。スクリーンのこっち側から、池端に生えている草をジュースにして、さしだしたくなります(食中毒には気をつけないといけないですけどね、まあ、緑がおいしそうに見えるわけです、私の眼には)
加熱食品中心の生活をすると、栄養が十分にいきわたらないため、飢餓感は強くなります。
ローフードでもやっぱりおなかはすくのですが、それが「自然な空腹感」で、後で罪を感じるような激しい空腹感とは違う気がします。
また、加熱食品だけの生活による栄養不足は、精神的な排毒も阻害します。うつっぽさ、罪悪感などをうまく外に押し出すことができなくなります。
自分の欲が不健康なほどに巨大化し、その醜さにますます自分を汚いものと感じる…こうした悪循環に、ロー・フードはくさびをうってくれます。なのですすめたくなってしまうのです。
にほんブログ村 ローフード
にほんブログ村 糖尿病食
2008年07月05日
RBJブックストア 現在のオススメ本と文具ベスト6 |
(2022/12/16更新)
ナルホドッ!っと、お勉強させて頂く事ばかりです!
私はまだ、朝だけフルーツ、たまに野菜スムージーにするくらいですが、これから少しづつ食生活にRAWを取り入れて行きたい!と思ってますので、ちょくちょくお邪魔させて頂きます^^
コメントありがとうございます^^
朝フル、野菜スムージーだけでも
ローの成果は十分にありますよ。
どんどん楽しんでくださいね!