それは、「北の食べ物」「南の食べ物」にあまりこだわらないということ。
遠くから運ばれてくる果物は輸送の点であまり安全とはいえませんし、旬でない果物も栄養価が高いとはいえないでしょう。
しかし、「陰・陽」という視点で食べ物を分けないローフードでは、とくに食べてはいけない果物はありません。
実際、南の国のマンゴー、パパイヤ、パイナップルなどには、動物性タンパク質でさえ強力に溶かす酵素が含まれています。
生のパイナップルをゼリーに入れると固まらないのは、パイナップルの酵素(ブロメリンといいます)がゼラチンを溶かしてしまうからです。
硬いお肉をマンゴーやパパイヤの入ったマリネ液にしばらくつけてやわらかくする方法を習った方もいるのではないでしょうか。
「ローフードは、文明の数千年レベルでなく、猿の時代だった100万年前の『身体にやさしい』を再現する」食べ物だ、と、いわれることがあります。たしかに人類は、最初、そんな強い酵素をもつような果物が育つ暖かい土地でしか生まれようがなかったのです。
そんな果物の酵素に、自分の身体をより機能させることができるように、毎日でなくともときどきは(文明人は貨幣がないと入手できないですしね!)助けてもらいましょう。


写真はロー仲間さんが先日もってきてくれた石垣島のパイナップルとマンゴー。国産の果物って、トロピカル・フルーツでも日本の風土ならではの繊細な味がすることに感激しました。
とくにマンゴー・ジュースは、二人で手足をばたばたさせて踊り出したいぐらいおいしかった!
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