人間って、「交換したい生きもの」だと思うんです。
これが、動物との大きな違いです。大脳のいかなる働きでそうなったのか、火食がどう関係しているのはわかりません。NHKの番組では、お肉食べるようになって大脳が発達して言葉ができてコミュニケーションするようになった、っていわれてるけど、そういう文明になる前から、僕の木の実と君の葉っぱを交換しよう、そしたら楽しい、みたいなことがあったんじゃないかと思っちゃうんですが(例によってまったく科学的根拠はありません)
今は、遠くに出掛けて行って、そこで知り合って友情や愛が生まれる時代。ひとは「出会う」生きもので、そこもサルとは違います。恋人や親せきができれば、自分の「地」は、今まで人間が経験しえなかった理由で広がることになります。
ローフードは、その人間の新しい歩みにもフィットすると思うのです。
ローフードが、フェア・トレードにすごく貢献するだろうと思っている理由は、4つあります。
・ひとつは、ナッツやドライフルーツなど、防腐加工の方法が、「乾燥」という、昔ながらのものであること。(生鮮食料品はもちろんその限りではないですが、わざわざグリーンの輸入を推奨しているわけではりません。緑の葉っぱが近くでとれたものが一番おいしい、ってことは、ベランダ・プランターである私は日々実感しております)
・ふたつめは、自分たちが輸入してでも食べたいものは、現地の人にも食べてもらいたいものであること。
「どうしよう? アボカドなかったら困るわ」って思ってる日本のローフーディストたくさんいると思いますけど、海の向こうにも「日本のワカメなかったら困る」って思っているローフーディスト、たくさんいます。
ここが、今「グローバル経済」と呼ばれてしまっているもの(実際には「グローバル・アンバランスド・経済」というべき?」と大きく違うと思います。今は、東南アジアの田んぼ壊してエビの養殖したり、ヴィクトリア湖で巨大魚(ナイル・パーチ)釣ったり、現地の人の口に入らないものを輸入している。不要な栄養をとるために、必要なものまで奪っている。
・3つめは、食べ物を通じて、異文化にかなり感情移入ができるようになること。
私は、今の食品流通で、現地の人に気持ちがはせられないのは、「本当に必要なもの(栄養)を得ていない」からじゃないかと思うのです。ローフーディストになってから、「あー、これ作ってくれたアボカド農家さんありがとう」とか思うようになりましたもん。たとえドール・バナナのときでも。
「デーツの世界最大の産出国って、イラクだったんだ〜(今はとても輸出なんかできない)」って聞いて初めて、ただの情報とは違う、身体に響く胸が痛むものがありましたもの。そういえば、ローやるとすごく中東の味フレンドリーになるよね。
・最後に、本当に必要な栄養が満たされるので、よけいな食欲や物欲が減り、マクロ的には物流マイレージは減少するだろうと考えていること。これは、自分の買い物の仕方の変化をみるとすごくよくわかる。
いつも興味をもっていただいてありがとうございます。
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2008年12月25日
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(2022/12/16更新)
今日の記事はすごぉく納得できる素晴らしい内容でした。有益情報をありがとうございました!
お返事遅くなってすみません。
今回の投稿は力作だったのと、
ずっと前から温めていたことだったので
反応してくれる方がいてうれしいです^^