正月休みに(といってもちゃんと終了したのは今日^^;)酵素の勉強をちょっとしました。
「酵素」って、ずっと前から知っている言葉だったのに(洗剤だの洗顔料だののコマーシャルで)、なんだかよくわかってないし、私の人生に重要な意味をもって現れたときには今までいわれていたこととずいぶん意味合いが違っているし……、で、そもそも何か勉強しておこうかと思って。
講談社ブルーバックス読むのなんて25年ぶりだけど、昔よりはちゃんと読めた。ローフードで少し頭がよくなった?(笑)
こんな本を読みました。
『酵素 ライフサイエンスとバイオテクノロジーの基礎』
『酵素のおはなし』
『わが輩は酵素である』
『酵素反応のしくみ』
基本的なことがわかって面白かったんですけど、これらの本は「酵素化学」(むしろ酵素工学というべきか)であって「酵素栄養学」ではないので、「人間の幸福のために酵素を利用する」といってもベクトルの方向がずいぶん違うと感じます。
たとえば風邪薬に含まれる塩化リゾチームって卵白のほか唾液や鼻水の中にも含まれる酵素(細胞壁溶解酵素)なんだけど、炎症や潰瘍を抑えるので風邪薬や点眼薬に使われる。「対症療法は問題の棚上げ」ってローでもマクロでも耳タコで聞かされるけど、ここでは、酵素がその問題の棚上げに使われているわけ。
あるいは、モルモットの血清の中に含まれる酵素L−アスパラギナーゼ(アミノ酸L-アスパラギンを別のアミノ酸、L−アスパラギン酸とアンモニアに分解する反応を触媒する)のが抗腫瘍性を持つことがわかり、これで抗がん剤を作ろうとしたりとか。
さらには、酵素というのは反応に対して非常に特異性の強い物質(一つの作業しかしない。たとえば、アミラーゼがタンパク質を溶かすことは絶対にない)んだけど、人工的に酵素をデザインして、人間が望んだ仕事をさせようとする(たとえば、プラスチックを分解する酵素を作るとか)のが科学者の「夢」であるらしい。
ね、なんか、違うでしょー、ローな生活と方向が。
「蛇の毒も実は酵素なんです」というところに行く前に長くなってきちゃいました(汗)。なので、明日に続けます。
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2009年01月19日
RBJブックストア 現在のオススメ本と文具ベスト6 |
(2022/12/16更新)
仕事柄、大○酵素とか、バ○酵素とかの製品を扱うことも多いのですが、
(あ、もちろん塩化リゾチームやアスパラギナーゼなどの世界にもいるわけなんですけど)
ローの入り口で覗き見(?)している者としては、いくら生きた有用菌がどうの、といっても、「生」の食物から摂る酵素には敵わないのでは、とか。
でも、逆に体調不良の時に、こういうものを摂るということも視野に入れると良いのかな、とか。
(先日酷い胃腸炎になった時、思い切ってあえて生ジュースを実験してみたら・・・さらにお腹の下りが大変なことに^^;)
化学的に裏付けされたもの、裏付け以上に気分的なもの(?)
両方を知ることで、上手に生活できるのかなーなんて思ったりしています。
(外付けキーボードでさらにタイプ中毒なので即レス(笑))
バ○の○がわからなーい(笑)。メッセください。
今、ネットで「食物酵素」って検索すると
ほとんど酵素サプリの会社の説明にぶつかってしまいますよね。
だから、インフォマーシャルじゃない情報が読みたかったんですけど、
自分の欲しいものが得られたような、得られないような…