昨日の続きです。
そんなわけで「酵素を人間の健康と幸せのために使うにはどうしたらいいか?」のベクトルがローフードとビミョーにずれてる「酵素化学」の本たち。それでも面白いことがたくさんありました。
ざっと書き出してみますと……
・酵素を人工合成することは可能だが、生きた細胞か、少なくとも細胞の中のたんぱく質合成器官であるリボゾームを用いないと作れない(試験官とフラスコの中では)。(「酵素のおはなし」より)。
「酵素=生命」が切っても切り離せないのはこのため。
・家畜の飼育のほうが、実は酵素栄養学が進んでいる? この本が書かれた時点で、畜産の現場では、たとえば、子豚の成長をよくするために、たんぱく質分解酵素などが混合飼料の表面にスプレーで噴霧されているのだそうだ。飼料成分の消化を促進して吸収率が良くなり、成長がよくなるらしい。また飼料成分の吸収率の向上は飼料の軽減になるとともに、養豚場や養豚場で大量にする発生のふん尿の軽減や、環境汚染の防止にもなる(「酵素のおはなし」145ページ この本の初版は1997年)、ふん尿が「減る」かは疑問だけど、においはなくなるだろうね。
・清涼飲料水の裏のラベルに書かれている「果糖ぶどう糖」のうちぶどう糖は、ジャガイモやトウモロコシからグルコースイソメラーゼという酵素を使って作る(安価にできる。ただし甘味が少ない)そのため、甘味が砂糖の1.7倍と強いが大量にできない果糖と合わせて作られる。
その他の甘味料、転化糖(砂糖にスクラーぜを加えてぶどう糖と果糖1:1ができる)、水あめ(麦芽糖、デンプンにアミラーゼを加えて作る)、オリゴ糖、そしてアスパルテーム(!!!)も酵素で作る。(「酵素のおはなし」140ページ)
・ストーンウォッシュのジーンズも実は酵素で作っている! 現在のストーンウォッシュはもちろん石と一緒に洗ったりしないのだが、綿や麻などのセルロース繊維に「セルローゼ」という酵素を加えて洗うと、繊維の風合いがやわらかになる。この加工を「ストーンレスバイオウォッシュ」と呼ぶ。(「酵素のおはなし」128ページ)
・昨日書いた「塩化リゾチーム」の続きですが、リゾチームが風邪に効くことが発見されたのは、ペニシリンの発見でノーベル賞を受賞したA.フレミングが、風邪をひいていて、偶然シャーレに鼻水を落としたら、その鼻水に溶菌作用があることがわかったらしい。鼻水、おそるべし。
また「ヘビ毒」までいけませんでした^^;
続きはまた(トリビア好きなもので……)
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2009年01月20日
RBJブックストア 現在のオススメ本と文具ベスト6 |
(2022/12/16更新)
させていただいてます。
食事できる所など紹介して下さっていて
とても参考になります。
去年ローフードを学び、今年から活動
する予定の者です。
今後も勉強させて頂きますね
よろしくお願いします〜
はじめまして、こんにちは。
外食情報はこれからもレポートしていく予定です。
「ロー・レストラン」となると限られてしまいますが、
一般の店でもまめに探すと結構使えるものです。
こうした情報がとても大事だと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。
そうですね ローレストランになると
東京では一軒しか知りません。
一般の利用できるお店があれば安心です。
私は兵庫県ですのでこちらでも利用できる
お店探していきたいと思います。
小さくてもいずれ自分で出来たら、、、
いいんですけど・・・
(なんて夢が^^)
「ローカフェを開く」夢、いいじゃないですか。
関西にはまだないし。
「小さくても」っていうか、「小さいほう」がいいと思います。
大都市にばかりあるより、小さな町に、小さくても一軒ずつあったら、素晴らしいですよね!