ローフード合宿中のことです。カリフラワーで作ったロー・マッシュ・ポテトを保存容器で冷蔵庫に入れて保存し、毎日ちびちび食べていたら、一週間ぐらいで酸っぱくなっていることに気がついたのです。「あ、やばかった」と思ってひやひやしていたら、ホストの瀬戸さんが、「これ発酵している。でもこれはこれでおいしいよ」といってくれたのです(あいかわらずいいとこついてる瀬戸さんです)
こうなると、「ザワーカリフラワー」というかなんというか、まったく別の食べものに変身したわけですが、これを「食べもの」と呼んでもいいし、「賞味期限は終わった」ということもできます。
拙著178ページのレシピ「シード・チーズ マキ風」に、「10日ぐらいはもつ」と書いてしまったのですが、それは私が経験してるのが10日ぐらいなので(それぐらいで食べきってしまう)経験値として責任のとれることを書いたわけですが、チーズを作った方の中には半年以上もたせた方もいるそうです。
というわけで、ローフードの賞味期限というのは非常にビミョーなのです。「腐敗」したらアウト。でも、うまいこと「発酵」させると永遠(?)、フープロで酸化リスクに耐えた野菜が、発酵して突然風味と植物性乳酸菌が倍増してしまうという、オセロゲームみたいな逆転劇。
これは、「資本主義的商品」には向かない価値観かもしれません。「資本主義的商品」は、「金銭の対価」として「責任のありか」をはっきりさせるものなので、「うまく発酵したらずっともつからね、でもそれは運次第」なんていい加減さは生き延びる余地がないのです。
何が「腐敗」で何が「発酵」かも紙一重で、目の前にあるものが食べられるかどうかを決めるのは、「自分の五感」。(←この基準も「資本主義的商品」ととても相性が悪い)
酸っぱくなってきたカシュー・クリームを「もうだめ」ととるか、「カシュー・ヨーグルトになった」ととるかも、私がいちいちなめてあげられません(笑)。
一応私がやっていること。水だけで作ったクリームは腐敗しやすいので、レモンを加えておきます。これで、甘くも(デザート)辛くも(サラダソース)もできます。だけどクリームはこれを全部ひとりで食べるのかと思うと目がくらくらしてくるので(笑)、1カップ以上作ろうと思ってもできませんでしたねー。
アシスタントさんたちが来てくれるようになって、このあたりがずいぶん楽になりました。というのは、クリームだのチーズだのヨーグルトだのというのは、一度にたくさん作った方がおいしいからです。どんどん作ってどんどんクリアリングする生活、軌道に乗り始めています。
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2009年02月20日
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(2022/12/16更新)
でもどっちにしても体に良いものだというところがすごいです。
先日白菜のアジアンサラダを作られた方のコメントを見て、私も作ってみました。本当においしいです!どうしてもっと早く作らなかったのか悔やまれます。白菜と人参のスライスが手間に感じられていたのですが、(白菜は切るの簡単ですし、千切りスライサーを買いましたので)おいしいが手間を上回りました。もうあまり時間がないですが思う存分白菜を楽しみます!
ありがとうございました。