ローフードが認知されていろいろな情報が入ってくるようになって、嬉しい反面、悩んでしまうこともも増えて、「あれ? ちょっとローが楽しくないな」と思うことがときどきありました。
それはね、「どっちが本当なの?」「どっちが正解なの?」と思うような情報も増えてしまったからです。「キャロブとココア、どっちがいいの?」とか、「お腹いっぱい食べてもいいの? それとも腹八分目がいいの?」とか、「ナッツ食べ過ぎってそんなにいけないことなの?」「『動物は加熱食品はとらない(ロー100パーセント推奨)』『加熱じゃないととれない栄養もある(ローヴェジ100だと心臓病のリスクが上がるそうな)』、さてどっち?」とか。
なんだかだんだん「やるのに罪の意識を感じること」が増えてくる。ローを始めたころ、ローというのは、「自分がいちばんおいしいと思うものをたらふく食べてしかもスリムで健康になる超むしのいい話」であったのに。(そうでなければ、私は決してローの魅力について語ろうとは思いませんでした)
もちろんもっと勉強したいという純粋な好奇心はあるのですが、一方で、情報の奴隷になってしまうことが健康といえるのかなあ、という気持ちもあり。
かといって自分もあれよあれよとしゃべる立場ですし、古い情報をお伝えてしてしまっても困るなあ、と、ちょっとプレッシャーも感じてたおり。
そんなことでぐるぐる回りそうになったとき、ふっと思い浮かんだことがあるのです。
それが「8:2の法則」でした。
突然ですが、皆さん、クローゼットの中の2割の服で、日常生活の8割はまかなえていませんか?(残りの8割の服が生活に貢献するのは2割)。2割の努力で、人間関係の8割はうまくいっていませんか?(あなたの人間関係の悩みの8割にエネルギーを割かせる人は、あなたの生活の2割にしか寄与しない)。
健康(ローフード)にも、8:2の法則があると思うのです。つまり、あなたの生活に寄与する8割の効果は、ローフードの中で覚えるべき2割の情報でまかなえるのではないか、と。
・朝食は果物かジュース、スムージーなど極力消化に負担のかからないものにする。
・昼食、夕食は水分の多い野菜をたっぷり食べた後、他の食べ物を一品(加熱タンパク質、加熱炭水化物、ローたんぱく質のいずれか)食べる。めざすは水分の多い野菜と果物が1日の食事の8割。
・水分は、コーヒー、紅茶、酒、清涼飲料水からはとれない。野菜か果物、次善策として水。
・食物酵素は約48度で壊れることを忘れない。
・消化の24時間サイクルを心にとめる。
ざっと書いてみたけど、この5つで、ローフード(酵素栄養学)の情報の基本の2割にも満たないと思うんですよね。でも、この5つを覚えていたら、あなたの健康に対して8割のパフォーマンスは出せると思うの。
ココアの食べ過ぎとはどうだとかナッツの食べ過ぎはどうだとか、ローヴェジ100は本当に安全なのかとか、最新の情報では、タンパク質と炭水化物は胃の消化部位が違うから混ざったりしない(「フィット・フォー・ライフ」の松田先生の補遺に出てる)とか、知りだすとキリがないのだけれど、それらが健康に与えるパフォーマンスって2割の部位だと思うの。
それなのに、どうして知る方にどんどん行ってしまうかというと、実は、「情報」というのもかなりの中毒物質だから。「中毒物質」の定義は、「あなたをあなたが本来目を向けるべき自分の中の問題から目をそらさせるもの」ということです。
「知る」ことは力になること。でも、「知らないことが怖いこと」と恐怖に駆り立てる側面ももっているのです。(「知らないと病気になる」の一言がつくととくに)。
その恐怖のエネルギーにかられたとき、「健康という名の不健康」に向かって走ってしまうことになります。
そんなわけで、私自身、「あ、それ知らないとやばいのでは?」と恐怖にかられたときは、基本にたちかえって、「8割のパフォーマンス」にフォーカスするようになったら、とてもラクになりました。
「この食品はどうなの?」「この食べ方はどうなの?」と心配になったときは、もしかして、あなたが1日延ばしにしている問題があるときかもしれませんね(かなりの確率で)。そういうときは、机の書類を整理したり、長年心にひっかかったままの人に気持ちを伝える手紙を書いたり、家の汚れた窓でもふいたほうがいいかもしれません。
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2009年03月02日
RBJブックストア 現在のオススメ本と文具ベスト6 |
(2022/12/16更新)
共感です。ロー情報にしても、どんなことにしても、知識として自分に蓄えておかなければいけないことなんて、やはり実際2割くらいですね、本当に。ローのことだけではなく、生きるうえでも、幼稚園レベルで学んだことを自分で培っていくだけで十分だったり、むしろその方が自分自身も周りも素直に素敵に生きれたり…そんな感じ、あります。
自分が自分である限り、自分の本当の感覚が大切。必要な情報って、その自分の本当の声を聞くってことをサポートしてくれる程度じゃないと、どんな素晴らしいことであっても、結局は妨げになってしまっていたり。そうゆうのって、世の中では、とてもよくあることだと思います。
そして、私にとってローフードは、自分の本当の声を聞く大事なサポートです。とゆうか、人間も含めて動物にとっては、たべることって、楽しく暮らすための、命のサポートですものね。ローのスタイルがあるからこそ地球と、ダイレクトに繋がっていられる実感を持てている気がします。その実感をもったうえで、私は、他の色んな食事を楽しんだりもしちゃってますが。
そうは言っても、まだまだローフードについて学んで、感じていきたいです。そうやって自分の大事な2割の部分を洗練していけたらいいなぁ〜。なんて思っていますので、これからも楽しみに拝見させていただきます♪
ちなみに…
私と夫は、仕事の都合で完全夜型なので、起床時間は昼の1時くらいです。消化の24時間サイクルを考え、お野菜も一緒に採った朝食にしたほうがいいのか?やはり果物だけがいいのか?いまだに迷いがあります。
ご意見を頂けたらと思っております。
『夜型人間のロースタイル』がいつかテーマになると、とても嬉しいです。
1週間くらい前に何かの検索で石塚さんのこのブログに当たり、
それ以来、ローフード、実験中です。(笑)
もともと、野菜、フルーツ、ナッツが大好きだったので、
ローフードは、新しいレシピ的に、楽しんでいます。
そして、ホントに美味しい!!
石塚さんの感覚、とても近いものがあって、共感いっぱい。
はっと、気づかされることもいっぱいで、
ブログ、毎日、楽しみに読ませていただいています。
ありがとうございます!!
そうそう、どこかのローのサイトに
「蜂蜜は、とても体に悪い糖分」とか、
書いてあって、私も悩んでしまいました。
砂糖は、ずいぶん前から使わなくなって、蜂蜜派だったので。
8:2 の法則にのっとって(笑)
美味しく楽しく、自分で気持ち良いものを食していきたいと
思います〜。
とてもハッとさせられました!
私はローフードを実践し半年くらいになるのですが、体重もだんだんと減り、お通じもバッチリとなりローフードと出会って心から良かったと思っていたのですが、先日健康診断で貧血のため再検査の結果が出てしまい、また生理が2ヶ月以上こないような状態となってしまいました。
ローフードの素晴らしさを感じる一方、本当にこのままで良いのか不安を感じています。このような状態についての知識も自分にはないので病院に行こうとは思っているのですが、石塚さんに何かアドバイスを頂ければ勇気が出るような気がしてコメント入れさせて頂きました。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
私はローフードを実践し半年くらいで、体重も少しずつ減ってきてお通じもバッチリ、ローフードの素晴らしさを実感してきていたのですが、先日健康診断を受けたところ貧血のため再検査となってしまい、また生理も2ヶ月以上こないという初めての経験に不安を感じております。このような状態に対して自分では判断が出来ないので病院には行こうと思っているのですが、何か石塚さんのアドバイスを頂ければ勇気が出ると思いコメント入れさせて頂きました。
こんにちは。
時間が不規則な人のローフードですが、
松田麻美子先生が以前、「朝食を果物にすることだけではなく、その日の最初の食事を果物にすることが大切なのだ」とおっしゃっていました。
昼に起きたら昼食から始めるのではなくて、
やっぱり果物から始めるということですね。
私はたとえば海外に行く場合は、飛行機の中でも、
現地についてもしばらく果物ばかり食べています。
「ずーっと朝」にしておくんです(笑)。
そうすると、現地の時差にも比較的対応が早い気がします。
>彩さん、
また詳しく書くつもりですが、残りの2割の食事、ローでも加熱でも植物性でも動物性でも、
それぞれに病気のリスクがあるようなのです。
だから、「お好みで」って答えそうです(笑)
>pato さん、
こんにちは。私の立ち位置としては「不健康、病気未満」の方にはお伝えする
情報もあるのですが、確実に「病」に
なってしまうと、個人も見てないし確かなことが
いえません。だからといって、
お医者さんに診てもらうのもどの医者でもいいというわけにも
いきませんしねー。
鶴見隆史先生や松田麻美子先生の有料カウンセリングぐらいしか、
今のところサジェストできるものがないのですが。。。
あまりお役に立てなくてごめんなさい。
ぎょっ!としました(笑)
石ともさん、頭いいなぁ…流石です。
ゆるゆる超ゆるすぎローですが
この文章メモ帳に保存して、デスクトップに
あげときました。
そんくらい、凄いと思った!!!
この“五つの法則”は、とても心地いいです!
目から鱗です。
最近、あれ食べちゃダメこれ食べちゃダメと、
知らず知らずの内に、自分や家族の食生活にバツをつけていたみたい。
大切な人生ですもの、より楽しくより心地よく過ごしたいと思います。
すごいです〜。
自分なりに見出した『こんな感じでいいよね♪』という感覚を、石ともさんが具体的に表現したら、誰もが納得できるものになるのですね〜。
情報(知識、思考)が中毒物質っていうの、すごくよく解ります。
ヒーリングが必要な人でこのスパイラルにハマっていることもよくあります。
遅ればせながら、ローフードブログ参加しました。
あらためて、よろしくお願いします♪
最近、なんでもかんでも、スムージーにして食しておりますが、野菜や果物にも食べあわせがあるのでしょうか。参考になる書物などありましたら、お教えいただきたいのですが┏(<:) ペコッ
果物の食べ合わせにはいくつかルールがあります。
もっとも基本的なルールは「すっぱい」(きつい柑橘など)と「甘い(バナナ、マンゴーなど)を一緒にしないということです。
どれが「酸性」でどれが「糖性」かは
いとうゆきさんのお教室などできちんと学べるみたいなんですが、
多くのローフード
教育機関は「単科」で授業をとれないんですよね。
なので私も経験値に頼るのみになっています。
あとは、そちらのコメント欄にも書かれている方がいらっしゃいますが、
「濃いグリーン」は結構消化が大変なので
甘い果物とまざるとガスの原因になったりします。
このあたりは経験値です。
酸性と糖性も「レモンとバナナ、あわせるとなんかよくなさそう」というのは
味の感覚でわかりますよね。
菊さんのローフードブログ村も拝見しましたよ。
「オーガニック」でずっと1位だからそこからローに興味を持ってくれる人がたくさんいるといいですね。
質問なんですが、ローフードにしてから便秘がちになってしまいました。
何か良い方法が、ないでしょうか。
アドバイス、お願いします。
オーガニックの方々も玄米ヨーグルトを作って食べております^^米の消費拡大につながる気配です^^日本の田畑の荒廃が救えるかも知れません!
オーガニック1位になったのも、石ともさんのご紹介の賜物と、心から感謝しております^^
「ローにしてから突然便秘」ってときどき聞きます。
今まで炭水化物の摂取は多かったですか?
その人はそうなる可能性が高いみたいです。
全部ローにしないで、朝はジュースだけ、昼も食前にジュース、
というのを試してみてください。