ローフードをやっていてとても力づけられたのは、長年の友達、友達の中でも「盟友」というべき存在の根来佑がローフードを実践し始めてくれたことです(彼女のブログもブログ村のローフード・カテゴリに参加していますので、そちらからどうぞ)。
映像作家である彼女は社会のひずみに疑問を感じつつも既製のイデオロギーへの疑問も失うことなく、「自分の感じたこと」を映像化しようとしています。年末の「年越し派遣村」に参加したり京浜ホテルの労働運動に張り付きでビデオ回したり、今は非正規雇用者のためのコーポラティブ・ハウスまで作っちゃう、「事件は現場で起きてんだ!」的アクティビスト。私とサバイバルの方法はかなり違うけど、この7年間、ずっと彼女と仲良くしてきました。
ローフードをやっていると、本当にしょっちゅう「お金がないと続かないよね」といわれます。私としては、「お金のめぐりがつまっている」人こそ、きゅうり1本、トマト1個をご飯のおかずじゃなくて食前に食べる、という知識で、明日を迎える鋭気を養ってほしいのですが、一方で、「こんなにおいしいんだよ」ということをアピールしたくてチョコレート・タルトなんか作っちゃうと、「手が出ない」と考える人にはますます壁を作られてしまうジレンマを感じていました(このジレンマも最近ひとりプンスカしていた原因なんです)。
そんな中で、非正規雇用者、低所得者の立ち位置でカメラを回す根来佑が「ローフード、こんなに楽しい」「ローフード、意外と安くできる」とアピールしてくれることは、本当に社会に向かって力強い、ポジティブなメッセージになると思いました。彼女本人のお肌が、最近つるんつるんなのも見ていてうれしいです。
そんな彼女と、先週、「ローフード・フォー・ビジーピープル」のDVDのスタッフ打ち合わせをしました。7年間、お互いさんざん見せあってきたダメダメな部分は(笑)影をひそめ、すごく頼れるビジネスパートナーだということがわかりました。
彼女としても、このプロジェクトにいろいろな可能性を見出している(このDVDの事業と、あらたな雇用創出とを結び付けられないか? とか、これから自分の作品を作っても採算を上げていくためのノウハウを学びたい、とか)ようで、このプロジェクト、いわゆる「社会責任事業」の色合いを俄然、帯びてきました。
DVDのことを考え付いたときは、そんなこと、全然思ってなかったのですが―。
「あ、こういうことやりたかったんだな」っていう形がまた一つ見えてきました。一つのビジネスが、ビジネスという形を超えて、いろいろな側面を持っているプロジェクト。
作家がキーボードを電卓に持ち替えて、どうしたら採算が合うかとあれこれ叩く、シャチョーさんになってます。
そして、そんなふうにして皆さんにお伝えしたいジョーダンのレシピは、「簡単、おいしい、おおざっぱ」なのがいいのです。私のローフードにおける守備範囲は「現実的」ということだな、と、最近しみじみ思いますが、お金の流れがいい人も詰まったり出過ぎちゃったりする人も、きっと役に立てるものができると思います。
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2009年03月31日
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(2022/12/16更新)
ともさん、根来佑さん、本当にがんばって下さい。
いつも、コメントの多さに恐れおののき、なかなかコメントできずにいたので、初コメントになりますが。
心から応援しています。そして、新書、とても楽しみにしています!
加工されればされるほど、食べものの値段は「手間賃」がくっついてくる。
そしてドンドン「食べもの」から離れていく・・・
加工される前の状態で頂けるローは「手間賃」がかからない。
その分、お得です♪
また、野菜が値上がりしたとしてもせいぜい50円くらい。高くて100円。
他の物と比べて、これは高いと言うのか?とふと思ったことがありました。
毎朝のフルーツもいい八百屋さんをみつければ、見切り品で安く手に入ります^ω^
でもそこには身体の、こころの栄養たくさん☆
また私個人で言えば、買い食いが減りましたw
前はあんなに食べたかったものがそんなにいらなくなってきたので、買い食いしなくていいや〜と。
やっぱりローはお得です!!
そういう自分は「正規雇用」だけれど社長の機嫌を損ねたらどうなるんだろうという漠然とした不安があって、不安があるという点ではどちらの立場でも同じだなぁと思いました。
石ともさんたちのように気骨ある生き方をしてみようと思います。