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2009年05月31日

日本人が肉食だった3万年

 「穀物とお金」シリーズ、第3弾です。

 なんでこのシリーズを書こうと思ったかというと、「ローフードは『自分が主役になれる食べもの』だ」って以前書いたけど、「自分が主役になる」というのは、自分の身体、心とともに、「頭もクリアーになる」という点にフォーカスする事例が少ないので、それを書きたいなーと思ったからです。

「頭脳の面から自分が主役になる」、つまり、「自分の頭で考える」ということ。
 なので、「私の頭で考えるとこうなるんだけどなー」と思うことを、書いていきます。

 ええ、日本人は狩猟肉食だったんですよ。1万年〜3万年ほど。
 ご存知でしたか? 
 
 あ、その前に、大訂正です。中学校の歴史では米が入ってきたのは弥生時代と習ったんですが、最近は弥生時代の年代がどんどんさかのぼるようになっていて、さらに、縄文時代の遺跡でも米が発見されたりして、稲作は6000年ぐらいさかのぼれるそうです。ただ、外来種であることに間違いはないです。中国雲南省(ビルマに近いあたり、亜熱帯)といわれています。(ちなみに、ひえ、あわなどの雑穀も外来種ですがこちらは中央アジアです)

 で、とにかく縄文人が日本人だと考えれば、縄文時代といわれる1万6500年ぐらい前から3000年ぐらい前まで(紀元前10c)、1万年以上、日本人は狩猟民族でした。シカ、イノシシだけだけでなく、象(そんなのいたんかい! ナウマン象か?)水牛(そんなんいたんかい!)も狩ったそうです。なかなかワイルドだったんですね、日本人。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B8%84%E6%96%87%E6%99%82%E4%BB%A3

 縄文時代以前の前土器時代にも、矢じりなどが発見されています。この時代が2万5000年ぐらいだそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%88%97%E5%B3%B6%E3%81%AE%E6%97%A7%E7%9F%B3%E5%99%A8%E6%99%82%E4%BB%A3

 ちなみに縄文時代は穀物はほとんど育てていませんでしたが、クルミやどんぐりの木を植える、ということはしていたそうです。

 で、弥生時代になると、狩の習慣は消滅、に近いといえるほどマイナー化します。人間は、動物を狩るより穀物を育てることを選びます。

 あれー、へんだなー。と、「私は」「考える」わけです。「私は」ですよ。あなたの頭はどうか知りません。

 動物を狩ることをやめて穀物菜食になったのに、どうして戦争ばっかり増えるんだろうかと。

 そのXに、「価値保存=副作用としての恐怖感」を入れると、式がとける気がしたんです。

 つまり、肉食であっても、それを「狩って」いるかぎり、価値保存できないし(腐るしすぐになくなる)、利殖性もない(増えない)安心感はない。
 だから、先行き不安だけど、そのぶん、「神様がくれた運命」」として受け入れることができる。狩れないものはどうしようもない。

 ところが、穀物栽培を覚えて、食料を安定供給することができるようになると、運命を自分たちの手でコントロールすることができるようになる。
 「いつでも出して来て、いつでも食べられる。植えれば増える。もう神様まかせでなくてもよい」。

 ところが、
 稲作が安定したのと時を同じくして、「国」が生まれ始めます。
 せっかく安定した食糧供給が、税として徴収されてしまう。そこから「権力」が生まれ始めるのです。

 そして、その権力と権力が覇権争いを始めてしまうのです。

 あーあー、またエデンの園から一歩遠くなってしまいました。


 米というのは、結構ブラッディな作物であります。


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posted by 石塚とも at 22:59| Comment(4) | 穀物とお金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 いつもたいへん勉強になっております。
 すすすすごいですね。恐怖感 というのはキーワードだと思っていましたが「価値保存=副作用としての恐怖感」!とってもわかりやすいです。
 石塚さんの文章ってなんてわかりやすいんでしょう!
 そこらじゅういっぱいに果物の木に季節の実がなって、熟した実をほおばって、お行儀がわるくても敢えて種をプッととばして、そこからまた芽がでて。ってそんな世の中にならないかなー。
 毎日ビルの合間を縫うアスファルトを眺めながらそんなことを考えています。
Posted by もも at 2009年06月01日 03:49
 たびたび失礼します。
 新たな疑問がわいてきたのですが、日本人は狩猟肉食だったとありますが、やっぱりそれはローで食していたのでしょうか?
 火の文化はどう関係してきたのでしょうか? 勉強不足なコメントでもうしわけありません。そもそも火ってどこからきたんでしょう?いろいろと知りたいことが増えてきちゃいました。ーーー調べてみます。
Posted by もも at 2009年06月01日 04:16
>ももさん、

>火の文化

おーいいところついてきましたね。
狩猟肉食時代、肉は加熱して食べていたと思いますが、
火には「食べものの加工」と同じぐらい文明への大きな影響があります。
それは、「土器」と、「鉄を作る」です。
とくに、鉄が作れないと農耕できないんです。
そのためには高温で火が起こせないといけないんですね。
(文明で鉄器より銅器のほうが先に作られます。温度が低くてもできるからです。
でも銅は弱くて耕作に向かないのです)
また機会があったら続きを書きます。
Posted by 石とも@管理人 at 2009年06月02日 23:35
お返事ありがとうございました。

>とくに、鉄が作れないと農耕できないんです。

なるほど。
とても勉強になります。
ありがとうございます。
続きを楽しみにしています。

それにしても、今はたいへん便利な時代ですね。
しみじみと感じてしまいました。



Posted by もも at 2009年06月03日 13:04
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