先日、コメント欄に「アガベ・シロップはよくないのか?」という質問をいただきましたので回答をのせました。
こちらをご覧ください。
http://rawbeauty.seesaa.net/article/121540418.html#comment
(なお、次回から質問はこちらをお読みくださいね。関係ない場所のコメントに残してしまうと、検索できなくて、情報が広くゆきわたらないことになります)。
必要なことはだいたい上記のコメント欄に書きましたが、補足事項として、ジョーダン・メアリンも、アガベについて次のようなことを書いています。
「アガベ・シロップなどのように、「ロー」とラベルに書いてあってもか
さを減らすために少々暖められているものも、このカテゴリーに入れることができます(もしもそのラベルがこの基準を理解している責任ある企業
によって書かれているものであれば、ですが)。」
(ここで述べられている「このカテゴリー」とは、「ローフード=白血球値を上昇させない食べもの」という意味で、この定義では、摂氏95度までの加熱を指します。日本ではまだ紹介されていない定義だと思いますので、詳しくは本書が発行の折りにお読みくださいね)。
ジョーダンは「シロップ=高度加工」についてはふれていませんが、企業が「ローとは何かちゃんと理解していない場合がしばしばある」と示唆しているわけです。
「甘み」って、人間が生きていくのにいらない感覚なんだそうです(これ、砂糖の甘味のことだと思いますが、あるお医者さんにそういわれました)。でも、日本語で「あまい=うまい」は同源ほぼ同義語ですから「味」といえば「甘み」であるのが現状。
これほど中毒しやすいのは、エデンの園を追い出された人間がまだまだ手放すことができない、低次元の味覚だから、な〜んて書いておくと、あっさり食べたくなくなるかもしれませんね(笑)
「アガベの甘味は控えましょう」という言葉で話を結論づけられるほど、話は単純ではないと私は考えています。アガベが中毒物質化ということより、本人が依存性をもっているかどうかで、依存が決まるからです。アガベをやめた人は買い物に行くかもしれません。砂糖をやめた人はお酒に行くかもしれません。依存は、その人の中の依存性と酒などの依存物質が共犯関係を結んだ時に起こるものです。ローフードはこの依存性をとりのぞくのにものすごい効果を発揮してくれますが、それさえ万能薬ではありません。
それにしても、アガベやメイプルシロップが日本では高価でよかったですね。アメリカだとアガベは500mlで10ドルぐらいで買えます。これなら気軽に中毒できる金額ですね(笑)。
「日本」「外国(アメリカ)」と食品やアイデンティティを分けることに懐疑的な私も、「日本が島国、中毒物質を水際でとめやすい」という点ではおおいに恵まれていると思っています。
話がそれますが、日本がこんなに麻薬文化に厳しくいられるのは、物理的に入ってくるのを止めるのが容易なので、イノセンスを保ちやすいからです。国内で生産できる中毒物質、酒については、税収のもとでもあるので、とても甘いといわれています。日本人ののアルコール依存は、もはやドメスティック・バイオレンス以上に「本当はあるのに誰もそれを問題化しない」問題なのです。
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2009年06月18日
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(2022/12/16更新)
魚も卵も肉も欲しなくなったのですが、甘いものだけは断ち切れず、アガベが気になる毎日でした。購入前にいろんな見解や情報を知ることができてよかったです。ありがとうございました。
もともと、デーツ派だったのと、ここ1,2週間ほどリジュベラックがてら発芽する玄米を生で食するように(納豆ご飯)なったところですので、これからの味覚の変化が楽しみです。
お忙しいところいつもいつもありがとうございます。
わたしは甘いもの中毒なので、低次元な味覚という表現にキュンときちゃいました。ありがとうございます。今日から甘いものに対する気持ちに変化が起こりそうです。