おことわり。資料を調べてより正確な表現を残すため、この文章は全面改定しています。ご了承ください。(2009.8.31)
「食物酵素は体内酵素の代わりになれる?」
この命題は医学的には証明されてない、というお医者さんがいるそうなのだが、これはどうやら「酵素」の問題ではなくて人間の「胃」の話から入っていったほうがよさそうである。
ウィキペディアで、「胃」をひいてみると、日本語版でも英語版でも「胃液はPH2前後の強い酸性」と書いてある。学校でもそう習う。生物学を専攻したという人に確認したが、ここを疑わずに話が始まるので、話が全然かみあわなくなる。
酵素栄養学(ローフード、ナチュラルハイジーン)では、エドワード・ハウエル博士の説からスタートする、すなわち、「胃の上部(噴門部)のPHは5〜6の弱酸性で、ここでは胃酸、ペプシンの機能は及ばない」というものである。
PHは1〜14だから、5〜6といえばビオレ(?)程度の弱酸性ということになる。
そして、食物酵素はこの環境で活発に働く、というのが酵素栄養学なのである。
念のため、一般的な医学では消化の仕組みについてどのように説明するか調べてみたが、口から入って回腸(小腸の最後の部分)にいたるまで、どのように消化されるか、口の中、食道、胃、小腸(十二指腸、空腸、回腸で構成される)のPHがどのようなものか。一般の医学と酵素栄養学、説明することはすべて同じである。
消化器官だけでなく、体液についても同じである。たとえば血液のPHは、7.35 ~7.45 の非常に狭いレンジで保たれており、0.1でも外れると体調を崩す。7.0以下、または7.7以上では命が危なくなる、という説明も、両者同じ。
ただ、「胃の上部(噴門部)」だけが違うのである。
この「胃の上部のPH検査」は、そんなに難しいことではないような気がする。なにしろ、上記にも書いたが、7.35、なんてすごい細かい数字が調べられるのが現代の科学なのだ。ただ、必要がない(まさかそこにそんな秘密が隠れているとは思わない)から調べないだけなのでは?
逆に、調べた人はそうする必要があるから調べたわけだ。
ちなみに、「一般の医学では、消化はどのようにされるか」、「酵素栄養学ではどのように考えるか」。今はgoogleブック で簡単に見られるので、興味がある方はご覧いただきたい。
2009年08月11日
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(2022/12/16更新)
mixiで繋がっていただいていますが、こちらへのコメントでは初めましてです!
ハイジと酵素の例え、すごく分かりやすくて楽しいですね♪
今日、自分のブログ記事で生命力という言葉を連発したのですが、
確かに見る人によってはアヤシい表現に思えるかもしれませんね。
いつも当然のように使っている言葉なので、気付きませんでした。
私も酵素以外のことで、このような目に見えない類いのことを話すことが多いので、なるべく論理的に説明できないかと日頃考えることが多いですが、石ともさんがおっしゃるように、説明すればするほど不思議の国の迷宮に入っていく感じがします^^
(というかブログとmixi が一致してなかった、すみません。。。)
>説明すればするほど不思議の国の迷宮に入っていく感じがします^^
うーん、不思議って、すごく大事で、いい言葉なのかもしれませんね。
大事な言葉をむやみに化学で掘り返さないというか。
アルプスの少女ハイジが何よりも大好きだった、
夢見心地な少女でした。。
ですので、この記事を読んで
なぜか鳥肌がたってしまいました。。
>アルプスの自然というボディが必要
ここです!
この一文に、やられました〜
ハイジ、テレビでも見てたし、本も読んでいました。
ちなみに、「赤毛のアン」は映画実写版が大好きでした・・・
ローフードを実践したらもしかしてみんながカタリスト・ヒーローになれちゃうかもですね〜
こんにちは〜
ハイジ好きだったんですか。
岩波少年文庫版の原作、いいですよ〜
また泣いてください(笑)。
>カタリスト・ヒーロー
本当にそうかもしれませんね。
カタリスト・ヒーローは、自分が努力しなくてもなれちゃうところがいいですね^^
酵素の話が出てくるととても怪しく感じてしまいます。
生物学を学んだことがある人ならば誰でもそうだと思いますし、実際に酵素はたんぱく質で胃酸に触れると働きを失います。生き物でもありませんしね。
もし体外から摂取した酵素が消化されずに血液中に流れ込んだとしたらひどいアレルギー反応を起こすのではないでしょうか。
しかしローフードのすばらしさはビタミンの流出、酸化
がないこと、抗酸化ビタミンがたっぷり取れること。
水分、食物繊維などがたっぷりとれること
などだけでちゃんと説明ができるのではないでしょうか。現代人にはどれも足りていないでしょうし。
しかし、女性の無月経も問題ないとするのは
とても危険な気がします。ほとんどが極端な痩せによる栄養障害からきているのではと思いますが。
無月経の状態でも
ちゃんと妊娠出産した例はあるのでしょうか。
よくない点はきちんと改善点を探し、ローフードのよさを科学的にもきちんと検証してもっと世に
広めたいと考えている者でした。長々とすみません。
コメントありがとうございます。
私は自分の立場を気に入ってます。
このような意見をいただきやすい立場にありますからね。
(まじめに答えるので手間はかかりますが^^;)
よかったら、生物学を学ばれたということですが、
いくつかご意見伺いたいことがありますので、
rawbeauty8あっとgmail.com にご連絡いただけませんでしょうか。
(あっとを@に変えてください)
酵素栄養学とは関係ない(ニュートラルな立場から)酵素に書かれたものについて
読みたいと思ったのですが、うまく文献が探せませんし、一般書では読んでもどうも腑に落ちないんです。
http://rawbeauty.seesaa.net/article/112864905.html
上記のブルーバックスの中にも、1つの本の中に、「酵素は胃酸で分解される」と書いてあるのに、「家畜に酵素サプリメントを与えて消化吸収を促し、成長を早めるといった活用例がある」と書いてあったり。。。
よかったらどうぞよろしくお願いいたします。
無月経の件ですが、「女性のためのナチュラルハイジーン」の25ページと90ページに記述がありますね。オーストラリア先住民の妊娠・出産の例が書かれていますが近代人の例はありませんね。
ところで、「毎月排卵がデフォルト」って人間だけですよね? それだけでも人間はすごく負担のかかる進化の仕方をしてしまった気がします。(などとふってしまうといろいろご意見したくなっちゃいそうですが、キリがなくなりそうなので、とりあえずこの場はここでとどめてくださいね。←自分でふっておいてごめんなさい。ご連絡お待ちしてます)
牛の胃が4つに分かれているように、
人間の胃は、一つに見えますが、PHの違う2か所に分かれているのだそうです。
上部が「噴門部」下部が「幽門部」だそうです。
噴門部のPHは弱酸性で胃酸ペプシンは機能していません
。
そして、ここで食物酵素を使って「予備消化」が行われるのだそうです。
つまり、酵素が消化するのではなくて、消化はあくまで胃酸がするのです。
食物酵素がするのは、「予備消化」。
えも、予備消化が十分にされないと(加熱食は酵素がないから予備消化しない)
幽門部におくられたときに、消化酵素の分泌が大量に必要になり、それが体力を
消耗するのだそうです。
ちなみにこの説は、従来の「炭水化物とタンパク質を混ぜてはいけない」の説を覆します。
炭水化物の消化は噴門部で行われるのです。
でも、加熱のたんぱく質と炭水化物が一緒に入ると、予備消化できるものが何もないので、
やっぱり疲れるそうです。
私にはこの説は整合性があるように思えます。
この話は初版のfit for life やその日本版である「ライフスタイル革命」には出ていなくて、
新装版の日本語版に出ています。
ご検討ください。
初めてコメントさせていただきますが
以前からブログ拝見しておりました。
ハイジの気持ち、とても共感できました。
酵素の力を口で説明するのは難しいですが
理屈ではなく体が喜ぶという事だけは事実。
私はローフードを体験した時
食事をしていて初めて感じた感覚になりました。
それは今ローフード中心の食事をしている今でも
口に含むと体中が幸福感であふれるような気持ちになります。
はじめまして、ご訪問ありがとうございます。
(私もブログ村から見せていただいています^^)
理系の方のお話をまとめると、
「酵素とそのハイジの感覚をむすびつけるのは
化学的に証明できない(実験もあやふや)ということに
なるそうです。だから、ハイジが酵素かはわからないですけど、
ハイジの感覚を共有できる方が増えるのはとてもうれしいです。
ありがとうございます。
疲れない人はそのままでもいいと思います。
炭水化物をタンパク質を混ぜてはいけないという話もローフーディストが中心に唱えている事であり、加熱食を好む方には関係のない話ではないでしょうか。
覆すも何も、そういう話を元々珍重していないので、混ぜて食べているのす、ロー以外の方は。
ある学説の本1冊の中で整合性があるのは当然ではないでしょうか。
その一冊だけでさも肯定するような姿勢が、軽率な間違いの多い発言になっているのではないでしょうか。
もう書かないかもしれないというあなたの姿勢、そちらの方を大いに支持したいです。
個々の判断に任せた方がいいのだと感じます、この上の書き方のように学説を肯定するには私達の経験値も知識も少な過ぎるのだと思います。
こういった曖昧な情報がローの世間的認知の底上げになるとは思えません。
このコメントが別の記事に投稿されてしまったと
思って、「ローフードと宗教〜」の
記事のほうにコメントを返してしまいました。
すみませんが、そちらをご覧ください。
私、フィッシング詐欺みたいなやつ以外は
削除しませんよ〜
都合がわるいコメントがいやでしたらとっくに
承認制にしています。
(今までもたくさん書きこまれているはずです)
私、どんなコメントでも好きなんです^^ほんとに。
先のコメントで石ともさんが書いていた「菜食の輪を広めちゃおう♪」の方がずっとニュートラルですね。
100%ローである必要は無い、というコメントがご本人も書き込みにも多かったですから。
自分の体で感じた事意外は広めるなというような事も書かれていました。
そういう観点では自分の頭で構築した研究成果ではない事を書くこちらの方がずっと不自然だと、自分が感じたのも自分でも納得できました。
どこかの先生が書いている言葉に、責任なんて持てませんもんね。
美味しいとか健康になるという体験から話される言葉のあちらに、共感しました。
良い場所を教えていただき、ありがとうございました。
>その一冊だけでさも肯定するような姿勢が、軽率な間違いの多い発言になっているのではないでしょうか。
「どうして酵素は胃酸で壊れないか」を
自分に納得させるだけの資料に行きあたるまで、
私は酵素栄養学に懐疑的でした。なぜなら、納得
いかなかったから。
そういう状態では、知識が浅くなってしまうのも当然ですよね。
エネルギーをかけて勉強するだけのものなのか?
コミットメント意識が欠けていたからです。
「もっと酵素栄養学を勉強するか?」
「親が紅葉狩りに行きたいといってるからつきあってあげるか?」
今までは紅葉狩りだったわけです。
今回の件では他にもコメント、メールいただきましたが、もっと勉強する価値のあるものだと
感じました。
でもそれにはまず英語の勉強が先、という側面もありますし、
時間をかけてゆっくり勉強していきたいですね。
「言葉を大切にしたもの」私も書いていきたいと思います。
にも関わらず酵素の情報を載せていたんですか?驚きです
またまた発言時間がだぶってしまいました^^
私は経験値も好きですよ。本当ならそっちだけ話したい。
でも、とにかくものすごい質問が来ます。
ロー業界では私より知識がある方もたくさんいらっしゃいますが、
皆さん他の仕事と掛け持ちでとてもお返事できない
状態です。それで私に役に立つことがあるならと
思ってやってたわけです。
「まずい文を書いた」と思えば自分でわかります。マイナスになってしまうなら、役目を終えるのはむしろほっとするというか。。。
(経験値や感動は書きたいですけどね)
「どうして胃酸で壊れないのか」以外はね。
「経験値」だけでも伝える価値があることだと思いました。
テキトーな情報しか持っていないと質問に答えるのも大変でしょうね。
勝手に役目を負っているだけですよ、あなたの場合。
来訪者の数だけを競う、ブログ村一番の称号を守りたいのかしら。
中身が無くてもバカバカしければ人は読みに来るものです。
あなたのように暇な人は沢山いますからね。
忙しいのですか?ならば他の忙しい知識のある方と同じように情報発信を控えてはいかがでしょう。
経験値と感想だけで十分でしょう、もっと読者も増えるんじゃないですか?
あらためてこんにちは。
>来訪者の数だけを競う、ブログ村一番の称号を守りたいのかしら。
そういうキャラって、なりたくてやってるものじゃなくて、捨てる自由がないものだったんだけど、(一種の依存症)
最近、捨てられそうです^^
>忙しいのですか?ならば他の忙しい知識のある方と同じように情報発信を控えてはいかがでしょう。
経験値と感想だけで十分でしょう、もっと読者も増えるんじゃないですか?
超おっしゃるとおりだと思います。完璧に同意です。
今は勉強したいです。
この本に答え書いてありますよ。
っていうか、神?(私が唯一コメントでルール化しているのは、名乗らない人は「人格」じゃなくて「顔なし」だと思っているので)。神様のお恵みはありがたく頂きます。
>下の人
うえ〜〜ん、to by さんがいじめた〜(笑)