「私、ナッツ食べすぎかしら?」って気にしている人、多いんじゃないでしょうか。
また、油の摂取を減らすために、サラダをノン・オイルドレッシングで食べた方がいいのかしら? と思っている人もいるかと思います。
ずっとシェアしたいと思っていたことなのですが、松田麻美子先生は、最近の講義や繰り返しニュースレターで、繰り返し、「ナッツは一定量をとるべき」理由を説明していて、10月24日に参加したナチュハイ特別講座(7月は抽選にもれてしまい、今月やっと参加した)でもまた強調されていましたので、ここでまとめたいと思います。
・ナッツを「とるべき」理由
1 ナッツをとらないと必須脂肪酸が不足する。
とくにナッツに含まれるAHA(アルファリノレン酸)。アルファリノレン酸がDHAを作る。
近年、DHAの不足が多くの病気のリスクを高めることがわかっている。(心臓病、統合失調症などのメンタルディジーズ、ある種のガン、パーキンソン病などの脳障害etc etc... 資料を読んでると「病気全部じゃん!」って感じ)
20世紀ナチュハイの父、ハーバート・シェルトン医師はパーキンソン病で亡くなったが、近年、「これはDHAの不足のためでは?」という仮説がたてられている。
最近、ベジタリアンのDHA不足が目立つ。ビタミンB12の不足より気になる人数。ナッツを適切にとることで、水銀汚染のリスクがある魚をとらなくてもアルファリノレン酸をとることができる。
ちなみに男性の方がDHAが不足しやすい。女性は胎児や乳幼児に必要なDHAへの転換能力が大きいため。
2 サラダを油抜きで食べると、油溶性のビタミン(D、E、K)、ファイトケミカル(リコピン、カロテノイド類)の摂取効率がする。油抜きの場合の摂取量は、油を一緒にとった場合の1/10まで下がってしまう。
したがって、サラダはノン・オイル・ドレッシング・で食べることはすすめない
3 カロリーや栄養素の摂取がじゅうぶんにおこなわれないため、飢餓感が高まり、間食に走ってしまう。
(適切な食事をしていれば、おなかはすかない)
4 だからといって抽出されたオイルではだめ。
油は酸化している(これはもう知っていると思うので省略します)
オリーブオイルの14パーセントが飽和脂肪酸。
オイルをとった場合、血液サラサラ度(←なんていう数字かあとで書き換えます、ゴメン)が
オリーブオイル 31%低下
キャノーラオイル 10%低下
鮭(冷たい海の魚は脂が固まりにくいといわれているにもかかわらず) 2%低下
逆に
クルミをとった場合 24%上昇
5 いも、穀類などの加熱炭水化物でカロリーをとるより、タンパク質、多くのミネラルの摂取が増え、逆に塩分摂取が減る。(油分が少なく塩分摂取が多い日本人の伝統的な食事は脳卒中を招いてきた)
・というわけで、ナチュハイが「たっぷりのサラダに生ナッツで作ったドレッシング」の組み合わせを勧めるのには、ちゃんとした理由があるのです。
ほかに……
・ナッツは浸水させるのがもちろんよいが、浸水されていなくても上記のいくつかのニーズは満たせるので摂取した方がよい
・ナッツで注目したいのはオメガ3と6の含有割合。バランスが良いのはフラックス、くるみ。国産にこだわりたい人はえごまもよい。アーモンドは割合が悪いので注意。(メモが明瞭でなく記憶なのだが、アーモンドの場合オメガ6と3の割合が250:1と言っていた気がする)
・ナッツの摂取量を先生は「30g以上」といっていて、昼食時には40グラムのナッツが配られたのですが、(くるみとカシューのミックス)これはカップ1/4以上、1/2以下という感じでかなり多いです。これをドレッシングにすると相当のボリュームです。
ちなみに、上限はいっていなくて、「ローフード100の人はナッツでおなかをいっぱいにしようと思わないこと」だけが注意点とおっしゃっていました。
昨日、久々にボリューミーなカシュー・マヨを作って、「40グラムってこれぐらいかな〜」と生ブロッコリーとあえて食べたのですが、フラックス入りグリーンスムージーとこのブロッコリー食べたら最近の食事の中でももっともおなかがすかなくて、午後、めちゃめちゃ仕事に集中できました。
しかも、この「生ブロッコリーとカシュー・マヨあえ」は「ブロッコリーのクリーム・シチュー風」って感じでとてもおいしいんです。昼食べて、夜帰ってきて冷蔵庫から出して他の準備をしているうちに30分ぐらいディハイドレーターにかけたらますますしんなりしてグラタン風に。
カシュー・マヨはターメリックとニュートリショナル・イーストとイタリアン・ソルト少々で味付けし、ベシャメルな感じにしました。
2009年10月27日
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(2022/12/16更新)