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寺子屋・受講生様の声
英語教室・受講生様の声

2009年11月17日

……あ、ふわりと見えた。

 11月11日の投稿で書いた「レプティリアンって誰ですか?」と質問をいただきましたが、レプティリアンというのは、ピンクの本で100ページに出てくる、私がローフードを探すことになったきっかけになった憧れの君です。とってもハンサムだけでじゃなく、自己肯定感がすごかったんです。
 そして、いちばん惚れてた理由は体力があったこと。私もあんなふうにパワフルに生きていたかったの。今日は福岡、明日はソウル、明後日は上海、し明後日はシドニーとかいうスケジュールを平気でこなしてました。
 彼の潜在酵素に惚れてたのかもしれませんねえ。
 「私をキレイにした不思議な食べもの」という本を世に出してしまうことになった、不思議な人との、不思議な出会いでした。

 さて、話は変わりますが、1か月ぐらい前のこと。我が家の体重計の電池が切れました。その前から少し体重が増えていたのですが、「もうすっかり健康なのだから、1〜2キロの数字に一喜一憂するのは良くない」と思い、そのままほっておいたんです。

 11月10日に講演したときのこと。スカートがきつい! いったいどうしたの?

 あわてて帰りに電池を買ってはかったところ、体重は2キロぐらいの増、そして体重は50キロ以下であるのに、体脂肪率があやうく「肥満」となるほど増えていました。(家庭用のはかりは正確ではないので数字はここに書きませんが、ここ数年見なかった数字でした)

 この一か月ほど腰痛がひどかったのですが、やっと、この腰痛の背景がわかりました。。。

 「腰痛の原因」と書かずに「腰痛の背景」と書いたのは、原因というのは、背後にあるものすべてだと思うからです。
健康がホリスティック(心身一体的)なものなら、具合が悪くなる理由もホリスティックなものです。ストレスが感覚の麻痺を呼び、感覚の麻痺が自分の必要なものを察知する能力を鈍らせ、それがまた自分に不要なものを呼び、しかも排出できずにため込んでいく……、という感じでしょうか。

 もうどうしようもない、現実を認めなきゃいけないんだ。レプとのことは、そういう段階にきていました。

 向こうから連絡くれることなんてないのですが、今年の3月頃、彼が恋しくてメールしたところ、「代表をしている日本法人が日本を撤退するから、3月いっぱいで日本を離れる。シンガポールに事務所が移るからそこに住む」と連絡がありました。
 
 そのとき、「あー、これでもうさよならのタイミングなんだね」とメールを書いてしまいました。

 そうしたら、プレイボーイらしく、「4月に荷物取りに戻ってくるから。そのときに食事をしようね」とお返事がありました。

 ……ときめいちゃったのは、事実です。

 でも、いっつもそうなんです。
 それっきり、レプからの連絡はありませんでした。

 待てどくらせど、前だったら催促すれば返事ぐらいはあったのに、なーい。

 あんまり悲しすぎて、感覚が麻痺していきます。

 何をどうすればなんてことわかんないけど、とっても悲しかったんだと思います。

 終わりのサインもなく、宙ぶらりん。あとは自分がけりをつけるのみ。

 でも、つけられなかった。。。

 もう、どうしようもなくなっていきました。

 少しずつ、身ぎれいにするのが面倒くさくなりました。

「もともとお化粧しないのだから、眉もひかなくて大丈夫」

「コンタクトレンズは疲れるから、眼鏡のままで大丈夫」

 そんな気持ちが少しずつ積み重なっていきます。

 腰が少しずつ痛くなっていきます。

 食べものに関して、特別に暴食したという記憶はありません(いつもたくさん食べていますから)。でも、少しずつ自分の身体が固くなっていきました。

 バレエに行ってもストレッチができません。思うようにできないと、レッスンへの足も遠のきます。運動量が減ってきました。

 さらに腰が痛くなっていきます。

 掃除をしたり、出かけて用事を足したり「あと、ひとつできる」と思っていたことが、できなくなっていきます。

 あちこちで、「疲れて見えるけど、大丈夫?」と聞かれるようになりました。

「バレエの帰りだから」
「荷物を運んだばかりだから」

 といっていましたが、一番の原因は、こざっぱりと見せる意欲を失っているからだ、ということはわかっていました。
 
 たとえば、それでも、朝の7時には目が覚めていましたし、お通じもしっかりありました。

 なんとか、「ビジー・ピープル」を発売しました。
 飛ぶように売れていきました。
 正直、喜ぶ暇もないほどの忙しさでした。

 そして、嬉しいというより、正誤表を出した自分のミスの方を気にしていました。

 完売するという予測能力があったら、あと5万円出してプロの校正を頼んでいたのに……。

 結構これが後をひきました。

 鏡を見て、「どうして私、こんな顔しているんだろう?」と思いましたが、どうしたらいいかわかりませんでした。

 しかも、頭の知識は飢えているのです。
 駿台予備校生が一学期で学ぶ英語の教科書を、3日で仕上げたりして(それで英語が伸びてすごく嬉しかったですけど)、机の前にはっついてから、もう、どうにも腰が痛くなりました。

 11月8日のイベントのあと、一通のフィードバックのメールをいただきました。「あまりにもきれいじゃなかった。スタイルは悪いしオーラはにごっているし、服のセンスも悪い。ただのおばさんでした。おまけに態度が高圧的だった」。それを読んで、ああ、レプティリアンに叱られたときと同じぐらいまで落ちちゃったんだと思いました。

 腰の痛みのまずい点は、腰痛だと、人に頭も下げられなくなるのです。
「健康はホリスティックに害される」と書きましたが、腰痛は社会的病でもあるのです。腰が痛いと高飛車で横柄な人になっていくのです。

 11月10日の夜は、でも、原因が見えた日でした。
 次の日、他のすべての仕事をキャンセルして、朝、一度は開けた(それでも6時半に目がさめるのです)、カーテンを閉め、完全に「病人になろう」と決めました。

 今までジュース断食はしたことがありますが、水だけの断食はしたことがありませんでした。
 でも、今回は、「動物は具合が悪かった水だけ飲んでじっとしているものです」をやろうと思ったのです。

 眠りました。こんこんと。
 空腹ですから眠りずらいはずですが、よくもあそこまで眠れたものです。
 疲れていたのは内臓か筋肉か頭脳か。でもとにかく眠りました。

 金曜日の夜、驚くことがありました。
 これだけ寝てばかりだから、さぞかし身体が固くなってしまっただろうと思い、ストレッチしてみました。
 すると、左右開脚した形で、状態が、「ぺたっ」と前についたのです。

 固くなっていたのは細胞なんだ。
 そう思いました。

 それから、土曜日は果物少量で過ごし、日曜日は、少しサラダをいただいたのですが、月曜日もまた微食に戻しました。
 本日もまだ微食です。

 体重は2.5キロ落ち、体脂肪も少し落ちました。
 運動できるようになりました。ヨガ、散歩、バレエも行きました。
 レッスンメイトと先生に、左右両側から「仙骨、なおってきてるよ!」といわれました。

「もう立ち上がれないかもしれない」と思った腰痛が、かなりとれていました。

 そして、レプティリアンへの気持ちも。

 土曜日、日吉のロー整体師・マコト先生の所にいったあと、ふと思いついて、代官山で降りました。
 manna さんに顔を出すため、というのにこじつけて、新しい街を歩いて、買い物しようと思ったのです。

 7年ぶりぐらいの代官山でした。
 土地かんも、お店の情報もまったくありませんでしたが、「行けばなんとかなるだろう」と思って出かけていきました。

 manna さんのとなりにジーンズショップがあったので、そこで事情を話して、スキニーなジーンズを含めて服を上から下まで一揃い見立ててもらいました。駅の構内のショッピングモールで、ミネラルコスメも買いました。

 コスメショップのお姉さんが、「すごい疲れてます、あー、もっとフラワー・エッセンス振りかけたい!」といって、
 あれこれ振りかけたりぬってくれました。
 占星術が好きとのことで、占いもしてくれました。
 店内は空いていたのもありますが、ファンデとアイシャドウ、エッセンス、いわゆる「美容部員さん」にこんなに懇切丁寧に選んでもらったのは初めてです。
 彼女が顔のつぼを押してくれるだけで、重力方向に下がっていた顔が、ぐんぐん上がってきます。

「顔をもっと触ってください。さわったら触っただけ反応します。お客様の顔は最近私が接客した中でもダントツ疲れてるけど、反応の良さもダントツです」
 そう励まされて帰ってきました。

 それにしても、恐ろしい世の中です。「フラワーエッセンス」なんて中世の魔女が扱うようなヒーリング・グッズを、巨大私鉄沿線の駅の構内であっさり買えるなんて。「聖」と「俗」は分けられないものです。
 
 まあ話を戻して。

 日曜日。私はクローゼットのしみっちゃけた服を数点捨てて場所を作り、ブティックで買った服をきれいにならべました。
 ハンガーとハンガーのすきまを少しあけて並べると、まるでお店のようで気分もリフレッシュします。
 バレエのレッスンに行くのにふだんメイクしないんですが、今日はミネラル・メイクのパッケージをあけて、ちゃんと粉をはたきました。その前に、きちんとローズウォーターでパッティングもしました。

 断食後のうえ、昨日マッサージしてもらったので顔はかなりすっきりしましたが、自分でパッティングしたら本当によくなりました。
 一週間前と、全然違う人です(わかりやすい)。

 そして、ミネラルファンデもつけてちょっときれいになった自分の顔を鏡で見たとき。

 そのとき。

「あ、金の粉だ……」

 ああ、これが見えなくなっていたことすら、気がつかなくなっていた。

 レプと人生の一部を楽しみたかったけど、その希望は失われちゃったみたいです。

 でも。

 レプと、あの、金の粉が見える感覚なら、金の粉、なんだ。

 
 今、金の粉は、絶好調の時のように舞い散らないけど(笑)、少しは見えています。
 それとね、先週の水だけ断食が本当にきいて、かなり細胞から悪いもの抜けたと思う。

 レプの写真を初めて見たとき、自分の細胞がとても濁っている気がして「全部入れ替えたい」と思った。それは達成したと思う。
 でも、今回の水断食で、もう一回、全部入れ替わったみたい。

 何度も連絡がなくて、胸もつぶれるように悲しかったこと、挑発的なものいいに思わずかっとしたこと。でも、「ここまで自分で自分を変えた人を見たことがない」といわれたこと。「君と関わって、よかった。あのとききついこといって、よかった」といわれたこと。そして、今でも彼の本名を知らないこと(日本ではお母さんの姓を名乗っているから)。みんな、もう自分の外に出ていきます。

 ……長いぞ。

 腰痛は、本当に楽になったし、たとえメンタルな理由があるにせよ(私は「腰痛は怒りである」のセッションもロー以前に受けたことがある)怒りや悲しみはやっぱり細胞にたまって、それが排出されれば怒りや悲しみも必然的に出ていっちゃうんじゃないかなーと思う。がちがちだったもの。とれてからわかったけど。

 あと、レプが自分の外に出て行って、人生が「普通」になってきた。「あれもやりたい」「これもやりたい」と思わなくなった。突っ走らなくなった。全部やりつくして、欲望がとれちゃったのかしらん?
 自分と自分の身の回りをこぎれいにして、ひとつかふたつ用がなせれば、それでいいんじゃないかなーっていう感じになりました。




posted by 石塚とも at 17:08| ちょっと哲学的なこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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