直接ローフードとは関係ないのですが、最近、軽く(すごく?)カルチャー・ショックだったことをシェア。
それは、私が通っているバレエ・スタジオの先生のひとりである、M先生のことです。
M先生は、「バレエが国技(スポーツじゃないけど)」みたいな国に生まれてその国の国立バレエ学校を優秀な成績で卒業し、現在は某有名劇場のファースト・ソリストとして活躍していらっしゃいます。
他のお教室でもときどきその先生の話題になることがありますが、「あの先生は踊りにも教え方にもまじめな人柄が出てるわねー」といわれるような、おだやか〜なムードの先生なんです。そのくせ、踊りはすごいんです。1回転回ると「気」が、2回転回ると「鬼気」が感じられて、圧倒されます。
そのスタジオには何人かのそちらの国の出身の先生がいらっしゃいますが、私が最初に習ったS1先生やS2先生、どっちかというと笑わないんですよねー。(S2先生なんて、その後「軍隊式」と呼んでいる人がいることを知ったぐらい厳しい)。おかげで「そういうもんか」とすっかり思い込んでたし、S1先生やS2先生の厳しいクラスで「あ、伸びた」と思ったことも確かなのですが(やれやれ、今年の夏は本当に自分に負荷をかける夏だったなあ)。
そこへもってきてM先生。。。ダンスで要求される内容は相当厳しいはずなのに。。。人への接し方は、なんというのか、もう……(思い出すと絶句)。国民性とかそういうもの、超えてます。丁寧だけど下から目線というわけでもないし、とにかく、あんな接し方をする人って、会ったことがないです。
その先生が、先日、お子さんをスタジオに連れていらしていたんです(日本人の奥様と結婚していらっしゃるそうです)。男の子で、3歳ぐらいかな?
私が別件で事務室に行ったときに、その奥に講師の控え室があるのですが、そこで、お子さんと会話しているところがちらっと見えちゃったんです。
この姿がカルチャー・ショックだったんです!
いや〜、なんというか……(再び絶句)。あんなふうに子どもに接するお父さんの姿、見たことないです。
何か携帯の画面を見せて話しかけているところだったんですが、丁寧で、忍耐強くて、そしてとても静かで……。何か、ふか〜〜〜い波動が感じられたんですね。
話変わって、自分のこと。
まだ少食が続いています。このまま少食党入党しちゃうのかな?(ガラでもない展開に自分でびっくり)。 先日2日だけすごい食欲でいっぱい食べましたが、あっというまにあっぷあっぷしてしまって、また少食に戻っています。
「執着」という人を支える杖を失ってよろよろと歩きだしたわけですから、それを失ってバランスがうまくとれない生活はもう少し続くと思いますが、でも、この先にあるものって……。今まで自分でも想像しなかったことが、ふと、浮かぶんですよね。
今度自分がバランスを見出した時、自分から表現されるものは、今まで出てこなかったタイプの「やさしさ」な気がして、しょうがないんです。
人間って、「モデル」がないと、何かをイメージするのはとても大変なのですが、なんか、そのM先生の姿が、「これぞ私の真似したいもの!」って感じだったんですよね。
とにかく、今、いちばん見たいイメージを見せてくださって、神様、ありがとう! という感じの、一瞬の風景でした。
RBJブックストア 現在のオススメ本と文具ベスト6 |
(2022/12/16更新)