おいしくて健康になれる話題で無害に見えたこのブログを、突然、コントラバーシャル(=物議をかもす)ブログにしてしまった、「ロー・ラブ」の概念(過去ログシリーズはこちら)。
このカテゴリーだけは本当にうまく書けなくって、今読み返してみると顔が赤くなったり全部消して何もなかったことにしたくなったり(汗)、non violent にうまく表現できなくて反応的なコメントをいただいてしまったりといろいろなことがあったのですが(そして、いまだに「ロー・ラブってなんだ?」という気もしますが)、でも、気がついたら、自分のやりたかった形に、すーーっかり落ち着いていました。
一緒にいるときはいつも笑っているようになりました。でも、お付き合いの度合いは、すご〜くゆるい。
この一年間、7時間以上一緒にいたのが、相手ひとりに対して、2回ぐらいしかない。
私が異性とのお付き合いで「こんな感じだといいな」と思っていたのは……。
・絶対にけんかしない。
・絶対に別れない。
・適切な距離(自分の場合はかなり遠い)の性的コミットメント。
・でも、お互いに異性として魅力を感じていることはちゃんと伝わっている。(だから「ゆるエロ」)
3番目の「適切な距離」がどれぐらいかというのは人によると思うのだけれど、自分の場合は、住居を共にしたり、家計を共にしたり、子供を作ったりという、人生的に深いコミットメントを求めていない。生活全体に関するコミットメントが薄ければ、性(も生活の一部)へのコミットメントも薄くなる。
というわけで、「セフレ」というのは、よくわかんないなー、と私は思っている。生活全般へのコミットメントが薄いのに、性へのコミットメントだけ濃い、というのは、バランス悪く感じる。
食生活から「感じたくない感情から逃げる」「ストレス解消」「愛情確認」という意味づけがなくなってくると、性生活にもそれらの意味づけはなくなってくるし。
「絶対にケンカしない」と書いたけど、意見の違いを飲み込んだりフィードバックを避けたり、ということではない。ていうか、意見の違いやフィードバックでケンカは起こらない。ケンカが起こるのは、相手に自分の期待する姿をあてはめたとき。それがないので、ケンカのタネが生まれようがない、っていう感じだ。
そんな感じで、ゆるーくゆるーく、でも「友情」というわけでもなく、しかも自分で苦しくなってしまうことなく関係が広がっていく、今の感じがいいな、と思っている。
2009年12月30日
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(2022/12/16更新)