「本当にそうかな?」
2006年に「ナチュラル・ハイジーン」のことを知って取り入れてから、まる4年。
最近、頭によく浮かぶようになったのが、このフレーズです。
「本当にそうかな?」
このフレーズは、たぶん『ニューヨークの24時間』だと思うんだけど、千葉敦子さんの著作に、まんまでてくる。
「天気に気持ちが左右されやすい日本人」と千葉さんが批評したのに対し、「日本人は自然に敏感だからだ」という反論に対して、千葉さんはこう答えるんですね。
「本当にそうかな? ニューヨークの人たちは公園にごみを散らかしたりしない。ずっと自然を大切にするモラルを守っている。日本人は、気分の落ち込みを自分でなんとかしようとしない、天気のせいにしがち」
千葉さんの著作は「日本人は〜」「アメリカ人は〜」という言い切りが多くて一律に賛成しかねるところが多いのは、私以外の人も指摘していますが、でも、この、少女のような素朴な疑問の目線、「本当にそうかな?」 は、自分の深いところに刻みこまれたフレーズでした。
毎日、降りかかるチャレンジをガシガシ処理して生きている。その「処理」に、「面白み」や「工夫の余地」そして「自分らしさ」を込められるようになることを、「クリエイション」というんだろうな、と、感じながら仕事するようになっている。そのときに、すごく役立つのがこの言葉なのです。
何か新しい案件がやってきて、
「それはないでしょうよ、やっぱり」
「これはこうこうだと、長年の経験でよくわかっている」
「○○であるということは、××であることを意味している」
さも訳知り顔にジャッジしてしまう自分に、
本当にそうかな?
私は、将来の夢とかあまり事細かにイメージしたり紙に書いてみることはしない。それやると、かえって限られた顕在意識の枠の中に、可能性を狭めてしまう気がするからだ(プロジェクトとしては、事業計画はきっちり立てますけどね)。
でも、未知の領域、想定外の出来事に対して、上記みたいな訳知り顔の言葉が出てきたときに、この非暴力的でちょっとユーモアがある(千葉さんのいいところはそこだった)ワンフレーズは、かるーく風穴をあけてくれるのだ。
可能性をしばるものははずしておいて、あとは、自分でも見えていない、自分の中の可能性が湧きあがってくるものの胎動を聞く。そんな感じで生きていくのが、最近心地よいと感じているポジションどりです。
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