このことは、ずっと書きたかったことでもあるし、この発想が「ロービューティジャパン・フィニッシング・スクール構想」につながっている。
つまり、せっかくのローフードも、「食」というのがあまりに人生の中で大きな比率を占めたらそれはそれでリターンが下がるのではないか、という考えである。
前にも書いたけど、1年かけて断食やるより、非暴力コミュニケーションの2時間初歩ワークショップに出た方が、あなたの人生での宿題はスムーズに達成に近づくのではないか、と思うわけだ。
たぶん、「食」というものがあなたの人生の中で過剰な比率を占めてしまったとき、それは「食の機能不全=eating disorder 」になってしまうと思う。このeating disorder のことを、日本語では「摂食障害」と訳す。
摂食障害は別名、食への依存症、である。で、ローフードというのは依存行動をきわめて呼びずらい食事だと思っていたが、それはナチュラル・ハイジーンに近い食事で、いわゆる「もどきロー・加熱の模倣ロー(ローベジバーガーとかローピザとかローラザニアとかロータルトとか)」は結構危ないと思っている。
なぜかって? 高刺激だからです。依存症というのは、刺激に対する自己決定を突き破った行動(でも本人は自己決定だと思っている)なので、高刺激に弱い。アルコールとかアンフェタミンとか白砂糖とか個々の物質の問題ではないのです。刺激が強かったら何でもダメなのだ。
だから、過激な発想だと感じる人がいるかもしれないけれど、食べものが「栄養」の情報でなく「刺激」の情報を発し始めたら、あなたが「刺激」を追い求め始めたら、それはもう、生活の中で「食べもの」の占める割合が高すぎる、ということになる。食べものを、痛みを忘れるすべとして利用している。
松田先生が普段食べているものにはそういう刺激がなくてほっとする。栄養の意味で「おいしそう」に感じる。私が盛り付けを「加熱もどき」にしない理由はそこにあるのだ、と、これを書いていて気がついた。甲田メニューもそうかもしれない。
じゃあ、「食べもの」のことを過剰に生活の中に入り込ませないようにするにはどうしたらいいか? っていうと、他のものに目を向ければいい、それも高刺激でなく、ローフード(ナチュラル・ハイジーン)と同じぐらい、ちょっと発想を変えただけで大きくリターンを得られるもの。そういうものに目が向けられて結果が出せれば、人生はさらに楽しくなるわけだ。そういうわけで考えたのが、ロービューティジャパン寺子屋・必修7課目、というお話なのだ。
ロービューティジャパン寺子屋はもう走り出している。部屋の掃除も終わらないうちに、HPもできないうちに、生徒さんが「私をコーチしてください」と頼みに来たりする。そして結果を出し始めている。たぶん、うちの生徒さん達の人生は、すごく豊かになると思う(収入含め)。だってリターンのいいところだけ狙ってるから。ロービューティジャパン寺子屋必修科目って、投資信託でもあったのね^^;
っていうか、「小学校」でもある。うちには学位がとれるような専門科目をつきつめるのではなく、主要科目がアレルギーが出ないように、きっちり基礎学力をつけていただく。小学校でも国語・算数・理科・社会、6年生で全科目満点とれた人は少ないはずだ。でも、それができると、今以上に世の中渡っていきやすくなるのだ。なぜか。基礎学力がないまま何かを学ぶのは、バケツに穴あいたまま水をくむのと同じことだからだ。そう、ちゃんと消化吸収能力がないまま栄養をとるのと同じことなんですよ。それがいかにリターンの低いことか、もうご存じでしょ。
で、だからって他の人が高刺激ローフード作ってても、それがダメかっていうと全然オッケーなのである。
なぜかというと、それはその人それぞれの資産だからだ。私は私の資産を作った(っていうか、それは永遠に進行形)ので、その豊かさを享受できている。そうすると、自分と違う人の考え方も、「資産」として見られるようになるのだ。「認めているのに、うらやましくない」。この心のありようって、すごくすごくタカラだ。っていうか、依存でなくなる心のありようって、ここにありなんじゃないか。
今、もう一つ考えている「レディー・チャタレー・プロジェクト」というのがあって(タイトルから入ってるので詳細は自分でもまだわからない^^;)、でも、こっちはもっともっと低刺激な愛の形にしようと思っている。レディー・チャタレーみたいに過激。過激なのに低刺激。だから、誰も過激だって気がつかない愛の形(あー、意味不明だってわかってます。この段落はよみ飛ばしてください、ちょっと書いてみたかった)。でも、きっとこれがちゃんとできたら、ものすごい資産になるだろうな。
面白いことに、低刺激が集まると、そのパワーというのはビッグバン的になるのだ。なぜか? それは、低刺激を選ぶのは「選択」だからです。高刺激を選ぶのは「反応(が大いに混じっている)」だけど。
本を出版してから2年間、サインに「選択」と書いてきた意味を、自分でもつかみ始めている。
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(2022/12/16更新)