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2011年07月14日

「グッド・フード」を探して そして「ともフード」へ

 昨年(2010年)12月25日〜12月31日をフィリピン(リゾート「ザ・ファーム」)ですごした。31日の午後11時ごろ自宅に戻って、スーツケースの中のものを『ゆく年くる年』のラジオ版を聞きながら全部入れ替えて、ほとんど寝ないで1月1日の朝8時に家を出て再び成田に向かった。11時発のJAL 405便でパリへ。10日間滞在した。5月31日〜6月29日、ふたたびパリに滞在。その間6月2日〜4日はアルザスに小旅行、6月29日〜7月5日にはチューリヒにも滞在した。 (追記:3月15日から2日間大阪リッツ・カールトンに滞在し、17日から3日間、京都松葉屋旅館に滞在し、その後10日ほど神戸のお友達の家にかくまってもらったので(放射能というより家での役割から)、2011年前半はずいぶん家をあけていたことになる。流浪できる自由は自分に力を与えた)

 ……という2011年前半の一連の旅に名前をつけるなら、「グッド・フードを探す旅」ということになると思う。そして、ようやく旅に満足した今、自分の食卓にのせているものを眺めると、それは、「ともフード」という形でかなり明瞭な輪郭を形どっている。

 今回帰ってきてから、父に、「お前の考えていることはわからん」といわれた。わからないのは、父に自分の人生の目論見全部なんていってないこと(言わないと思うんですけど、普通)もあるけど、自分でも帰ってきて初めてそれがわかった、というのもある。コロンブスはヨーロッパを出発するとき「自分はアメリカに行く」なんてわかってなかったですよね。そして、帰ってきてから、「インドじゃなくても肥沃な土地なら何でも良かった」と自分のほしいものに気づくわけだ(これは嘘で、彼は死ぬまでインドに行ったと言い張ってたそうですが)。

 で、今ふりかえってみて、私は今回とんでもないものをほしくてそれを手に入れてしまったということに気づくのだけれど、それは心のかなり深層の話なので、とりあえず、中層の話から進めていく。私が求めていたもの、それは、「とも流グッド・フード」〜「ともフード」

 パリ行き航空券ボタンをぽちっと押したときは、そんな欲求にも気づいてなくて、なにしろひとりでザ・ファームの休日を楽しむつもりだったのに、父の「俺も一緒に行きたい」についうなずいてしまったら、話が、「娘に『お父さん一緒に行きましょう』っていわれちゃったから仕方なく」というふうに変わっていて、おまけに「フィリピンってどんなとこか。虫除けスプレーと蚊取り線香は必ず持て、狂犬病も危ないから犬に近づくなと『地球の歩き方』に書いてあるぞ」といったよけいな質問攻撃に耐えかね「これじゃ休みにならん、どこかでひとりにならなければ」と押し出されたような気持ちからぽちっとしちゃったんですけどね。(ちなみにパリ10日間の旅費は、ザ・ファーム7日間の旅費の半分ぐらいだった)

 でも、行ってから気づく。その底には、結構壮大な実験テーマがあったのだ。「ローフードを越える幸福感のある食べもの、多少不健康でも『これを選んでよかった』と思える食べものって、なんだろう?」ローフードだけで満足しておけばいいのに(ロー一本でとどまっておけば、『ローフーディスト』としてブレがなくキャラもたちやすく、キャラが立ってるということはすなわちメイキングマネーに強いということをあらわす)、周囲からも理解しやすかったと思うのだが、自分の中の「いやそこにとどまりたくない」という気持ちがここに来て頭をもたげてしまったのだ。

 私は人間として生まれたので、人間としての食べものをいただきたい。加工をつきつめたもののうち、ごく一部が芸術として残る、って、昔、私、ブログに書いたような気がする。それって、なんだろう? ローに飽きたからじゃなくて、ローをいっぱい食べて力があまってるからこそ、もういちど加熱の世界に自分の肯定できるものを探したくなった。「フランスにはスロー・フードもファスト・フードもない。グッド・フードしかない」。そんな言葉がどこからか聞こえてきて、じゃあローを超える料理を探すんならフランスだろー、と、まったく短絡的に答えが出て、ぽちっとボタンを押しちゃった。

 ヨーロッパにひかれたのは、今、日本で「ローといえば」と主流になりつつある「ロー・(グルメ・)フード」がアメリカで発達したものだから、というのもある。栄養学の知識もそこに集中し、さまざまなレシピが考案される。ビジネス・モデルもかっちり、できている。でもそれ、アメリカのビジネスの骨組みの強さなのか日本人のまじめさなのかわからないけど、「かっちり」答えが出すぎてて、なんだか息苦しくなってきたのである。
 先週送られてきた超健康革命の会のニュースレターにも繰り返し書かれていたけど、ナチュラル・ハイジーンというのは今まで提示されなかった視点〜究極の予防医学〜から食べるものを選ぶという「選択」であって、「これが答え」というのはないと思うのである。
 もともとロー・リビング・フードが生命維持に必要、という考えは「おばあちゃんの知恵袋」のレベルでヨーロッパにも昔からたくさんあるし、アメリカほど食事が不健康でないため、ロー・ミールの発達の余地がないのである。ヨーロッパ人も、生野菜がとれる地域ではサラダを、それも大量に食べる。肉も食べるが、生野菜もたっぷり食べる人々なのである。
 ロー・グルメ・ミールって、完成されればされるほど、ディズニーランドとはなつにおいが似てると、私の嗅覚は感じている。原作のグリム童話レベルでの「食」が食べたい。それも一種の「未加工」なのではないか?

 それと、生徒〜学生時代に触れたフランスの文化には圧倒的においしいものがあって、ローの一部の料理はあのときできあがってしまった私の中の物語をやっぱりくずせていないことに気がついた。日本、外国のレシピブックをかなり読んだけど、あのときの感動を覆すものって、サラダはともかくグルメ・ミールの中では非常に少ない、というのが、この4年間の結論なのだった。
 
 ローとベジを知った目で、「自分が本当においしいもの(で、他人にもすすめられるもの)」を整理してみたい、というのが、後から気がついたこの旅の「中層」のゴールなのだった。
(深層のゴールについては、繰り返しになるけどまた別の話で)

「ともフード」のお話は、続きます。

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posted by 石塚とも at 21:22| ある日の食卓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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