無料ダウンロードe-book
高速ブレンダー、ジューサーを特価でご紹介
ローフード・フォー・ビジー・ピープル
お知らせ(2023/02/09)updated!
書店様各位 読者様より『ローフード・フォー・ビジー・ピープル』のお問い合わせがあった書店様、1冊から卸売いたします。送料は当方もち、振込手数料はご負担いただきますが、各銀行に口座があります。お問い合わせ用メールフォームはこちら


メルマガ『ロービューティジャパンの野菜くだもの通信(「ロービューティ寺子屋改題」)の配信を開始しました。登録ページはこちら

有料記事「あなわたシリーズ」配信中です。


寺子屋メルマガ(配信終了)バックナンバーはこちらから読めます。
英語メルマガ(更新できてないけど) 登録はこちら バックナンバーはこちら
英語学習ドリルのダウンロードページがサービスを終了してしまったので、ただいまDLできません! 引越し先探し中。


英語・寺子屋の新規生徒様募集は当面しませんが、「以前どんなことをしていたのか?」読みたい方はこちらからどうぞ。
寺子屋・受講生様の声
英語教室・受講生様の声

2011年07月23日

ともフード 〜その9〜 (非加熱乳製品について)

【非加熱乳製品について】

 フランス語でrawのことをcru(クリュ、と読む)のを、最初は知らなかったのです。後日紹介予定ですが、パリのローフードカフェ、pousse-pousse が、ローフードのことを cuisine (キュイジーヌ=加熱料理のこと)に対してcrusine (クリュジーヌ、と読む。造語です)と読んでいて、初めて知った。

 で、その後なにげなくマルシェの乳製品屋さんをのぞいたら、あっちにもcru, こっちにもcru と書いてあって驚く。

 日本ではもちろん、アメリカでも、カリフォルニア州以外は、加熱殺菌していない牛乳を売るのは法律で禁止です(加州は農業州なので州が保護していて、ファーマーズ・マーケットに行くとクリームの浮いたやつが飲めます)。しかし、ここフランスではどうやら、表示にこそ義務はあれ、それを売るのはまったく禁止ではないらしい。空港の免税店でさえ、売っています。
(少し値段が高いです。管理が難しいのでしょう)

 ローフードって、食べれば食べるほど「自己責任フード」だなって思う。たとえばもやしみたいに「必ず加熱してください」って書いてあるものを「いや、こっちのほうがいいんだから。何か起きても責任とるから」って食べてる。でも、「加熱して食べてください」って書いてあるものって、そっちのほうが栄養があるから、とかじゃなくって、直接的に起こる事故との因果関係を避けているだけであって、何十年後かに起こる体調不良の責任のことまでは考えていない(証明しようもないし)。
 乳製品だって、加熱殺菌しないで売ったら、雑菌がどうとか、いろいろあるのかもしれない。でも、とりあえず、フランスでは「非加熱だからね。とりあえず、そのこと知って、選んでね」というスタンスで売っているわけだ。これは手作り品を売っているマルシェだけではなくて、フランスのダイエーみたいな巨大スーパーマーケット Auchan なんかでもオリジナル・ブランドとして製造・販売しているのである。
 フランスでは、飲酒者が運転してはいけないという法律はない。運転手は「飲む」という行為を選ぶことができる。その代わり、飲酒した状態で事故を起こすと刑が重くなる。なんとなく、それと似てるなーと思いました。

 正月にフランスに行った目的は、「ローを超えるうまいものは、この世にないのか? そしてそれらは健康にリスクを与えても取り入れる価値(幸福感)があるのか?」という探求だった。そのなかで、乳製品はかなり強い興味を占めていた。
 フランスのバターは基本的に発酵である。つまり、基本、リビング・フードなのである。しかも、うまい。エシレなんてすみっこにおいやられているぐらいいろいろな種類があるのだけれど、(私は、日本で125グラム1100円で売られている発酵バターが、250グラムで1ユーロ80セントで売られているのを発見した)、マルシェで買うようになってからは、その個性に夢中になった。フランスのバターは、日本の「味噌」と立ち位置が似ているといわれる。調味に欠かせないものという意味だが、たくさんの製造者別のバターがあり、ひとつひとつ風味が違うという点でも味噌と似ている。生きているせいか、口に入れたとたん、鼻腔をアロマがぷちぷちと刺激する、あの感覚はたまらない。
 
 それに、非加熱があるというから、これは試さないわけにいかないじゃないの。もちろんチーズも。

ひまわりやナッツのチーズも今でも好きだが、「嗜好品」としての乳製品チーズにはかなわないなあ、と、あらためて思った。これは、排除ではなく共存して生きていきたいものだなあ、と。
 問題は「嗜む」程度で終わるかどうか、ということだが、以前はできなかったそのことができるようになったときに、「ともフード」は形が見えた気がする。つまり、「嗜む」程度でやめられるということは、食べもの対する自由、食べものに対する決定権を自分が持てる、ということだからだ。


【追記】
7月に東京に帰ってくるときに空港で買った非加熱乳のSaint-Marcellin grès というチーズが、東京のナショナル麻布スーパーで売られていることを、帰国後に発見した。原材料名を見ると、日本語ってみんな「生乳」って書いてあって、それが加熱か非加熱か明記されないのね(輸入業者さん、どうぞ、原材料ラベルの上に日本語ラベルはらないでください)。。。
それにしても、日本って、ほんと、なんでもあるのね。。。(しかも空港の値段が高いということもあって日本と同じ値段だった。。。)orz orz orz orz...


たくさん拍手や投票、コメントありがとう! 嬉しいです。
はげみにしますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 ダイエットブログ 食べるダイエットへ
にほんブログ村 料理ブログ ローフードへ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへ




【新スポンサー、プッシュ中】

↓オンラインレッスン15ヶ月が3ヶ月になった分(オプションで延長可)
25%オフよりさらに5000円下がりました。
私はフランス語レベル3学習中。
一緒にがんばりましょう。



posted by 石塚とも at 22:00| ある日の食卓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
test
RBJブックストア 現在のオススメ本と文具ベスト6

→もっと見たい方はこちら

(2022/12/16更新)

『人生が変わる血糖値コントロール大全』
https://amzn.to/3FtQMqV
糖尿病でなくても血糖値の乱高下を繰り返す「血糖値スパイク」が意外な不調の原因かもしれない。実践して効果を感じてます。

『ザリガニの鳴くところ』
https://amzn.to/3HaBSXx
2021年本屋大賞翻訳小説部門受賞。小説で最近一番やられた本です。2022年に映画も公開されました。

『サーカス象に水を』
https://amzn.to/3UuXVvm
古い本ですが、アメリカで口コミでベストセラーになり、ロバート・パティンソン主演で映画になりました。あっと驚かせるラスト。

『マクリーンの川』
https://amzn.to/3HeZgTU
ブラッド・ピットの出世作『リバー・ランズ・スルー・イット』の原作。兄が弟の死を回想し自費出版した原作が世界的ベストセラーに。冒頭がが名文。

『心的外傷と回復』
https://amzn.to/3H5x9Xk
戦争、虐待、犯罪、カルト宗教…。暴力が人の心に傷をつける過程と、人の心がそこから回復する過程を解説した一級の書。ロングセラー。

q.jpg

『ミドリ ベルトシール マグネット13 』
https://amzn.to/3uqTZB0
よく使うノートにつけると、カバンの中で開くのを防ぎます。ペンもつけられます。