それは、2011年1月11日、日本航空406便 パリ発東京行き、
エコノミー・クラスのロー・ヴェジタリアン・ミールです。
ほんと、ダントツだったです。
11時間のフライトで2回食事が出てくるのですが、2回とも良かったです。
あれから10ヶ月たちますが、あの衝撃を破るものはいまだに出てきてないです。
とくに、2回目のメイン。
この写真を見ると、今でも感激します。
そうだ、私の欲しいものを作ってくれる人って、いるんだ、って思いましたねー。
↑カンタループはいささか季節はずれですが、アフリカ産でしょう。甘くてジューシーでした。
↑なんといってもこのメインでしょう。
外食のメニューで、お客様に「切ったままのさやえんどうを出そう」って
思い、しかもそれを実行できるってすごい。
いい意味なのか悪い意味なのかもはやわからない。
でもとにかくすごい。
しかも、一口かじって甘い甘い。
そして、この飾り気なさを、メニュー表もないのに
誰かが考えて、作って、何もしない私の前に
出してくれたということが、ほんとに嬉しかった。
(ふだん外食で欲しいものが食べたかったら、
細かくオーダーするか、
セルフ・サービスで自分で取ってこないと、欲しいものに
ありつけないので。。)
塩こしょうだけで本当においしくて、こわごわ様子を見に来た
(RVって初めての対応で珍しかったらしい、これは後日乗ったANAも同じ)
客室乗務員さんに
「ちょっと食べてみて」とはからずしもエヴァンジェライズするほど。
ちなみにパリで積み込まれたロー・ミールは2食とも100%ローではなく、
ちょっとしたおまけがついてましたが、これは
1食目の方が当たりでした。このデザートは
ヴィーガン御用達の会社みたいですが、甘すぎて好みではありませんでした。
ベジタリアン頼むと困るのがマーガリン出てきちゃうことだよね。
これは、今まで乗ったアメリカ3社もみんなそうだったな。
話は戻りますが、「ロー・ベジタリアン・ミール」に
「切ったままのさやえんどうを入れよう」と考えついたのは、
誰だったのだろう?
パリでのローフードの市民権は全然高くなく(普通にサラダは好きですが)
ロー・カフェ pousse pousse (直訳すると「生えろ生えろ」または「発芽発芽」)
のオーナーも、「苦戦してる」といってた。
でも、フランスの料理って、私のイメージでは、
一言で言えば「素朴」だし、
それに、日米のローフードの世界で「グルメ・ローフード」といえば
「アメリカン・グルメ・ローフード」であるような
気がしていたので、
美食の国フランスのローフードがこれなら、
「美食」の別の可能性を見せてくれた気がして、
とても嬉しかったのでした。
それにしても本当に素朴すぎて、
「ほんとにただの手抜きだったのに
おフランスをありがたがってる私だったらどうしよう」
という疑念を消せないぐらい(笑)
文字通りロー=未加工な機内食でした。。。
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【追記】
この記事を書いた翌日、机周りの整理をしていて、
日誌を見直していて、このお食事をいただいたのが
今年の初めだったことに愕然とした。
ローフードを始めたときより、本を出した時より、
今年が一番変化が早く、大きかったかもしれないです。
(11.29)
2011年11月28日
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(2022/12/16更新)