千葉県(内房線の館山〜外房線の安房鴨川あたり)というのは、たとえ特急列車わかしお号に乗ったとしても、新幹線で行く名古屋よりはるかに遠いところで、東京から行くと3時間ぐらいかかるんですけど、そこで90分の講座を聞くために行ってきました。ええ、もちろん、夕ごはんご相伴も期待して♪ 講義は刺激的だった。この講座は「ボディ・エコロジー講座」というネーミングになってますけど、ゲルソン療法が生まれた歴史と、ゲルソン療法の背後にある哲学が学べます。
本日ウェブ拍手から、「ゲルソン療法に興味があるのですが、図書館にあった翻訳の書籍は文章量が多く難解で通読できなかった。初心者向けの書籍があったら推薦してほしい」とリクエストをいただいたのですが、これから書くことがまさにその答えになると思うのですが、ゲルソン療法って、「◯◯を食べたら、やせる!」とか「××の食事をすれば、生活習慣病がなおる!」みたいな直線的な図式の対極にあるものだからこそ、難しいといえると思います。あっちからこの作用があって、こっちからこの作用があって、そっちからその作用もあって、ぜーんぶ影響しあってるから循環する。「生命活動」という活動の中では、それらの要素は同時多発的に起こる。その同時多発的流れと相互影響が見えて理解するものだと思うの。つまり、「健康を理解するということは、今まで使ってなかった頭を使うことなんだ」っていうことに、妥協がないの。「ゲルソン療法・ビギナーズ・セット」はないから、そこでお客様候補たちは選別されてしまう。(これをもしも「ビジネス」と呼ぶならば)
それは、「難しい」ということではなくて、「頭の今まで使ってなかった部分を使わないといけない」ということ。今まで使ってなかったところを使うのは、筋肉と同じで最初はちょっと痛みが起こります。(「使う訓練を長年してなかった」という人は寺子屋に来てください)。
そして、そこを使ってないとどういうことが起こるかというと、「xx をすれば、△△になる」といった、直線図式だけで世界観を構成するようになってしまうのだと思います。
今日のタイトルの「期待させるが、話にオチがない」というのは、医療ジャーナリストを長年やってきた京子さんが、医療産業、健康産業をずっと見てきて、ふと頭によぎった言葉らしいのだけれど、それは、みな、この「直線図式」に乗っかってしまうことじゃないかと聞いて思った。「xxxを30日間とったら、△△の数値がxxx 下降した」「レントゲンに写っていた◯◯が消えた」っていう。だけど、それは「健康になる」ことを言い表してはいないんですよね。だから、まず第一歩としては、「物事は、簡単に、単純に理解できる」というパラダイム(=ものの見え方、枠組み)から疑ってかかる必要がある。そういうスタンスがはっきりしているから、ゲルソン療法は「(マーケティング的な)希望を与えない」=「私でもできるかも」という気持ちに全然させないし(笑)、その代わり、オチが見えているの。「究極的な秩序をもった全体を取り戻す」というオチ。
難しい書き方になっているかもしれないけれど、でも、私の意見では、これぐらい難しく考えられる能力を退化させてしまった人というのは、消費者としてちょろいの(別に怠けて退化したんじゃなくて、そういうふうに誘導された結果なんですけどね)。で、この「ちょろさ」が脱却できて初めて、社会とか、政治、エネルギー構造なんかも、変わっていくんじゃないかと思う。
……で、「私がロマンティック・ラブに感じてたこととまったく同じなんです」ってわけで、なぜかそこで盛り上がった(受講者は私ひとりだった。なんてもったいない!)。でも本当に、いろいろなことが一致していた。
この講座は、同じ内容で、4月から、目黒で行われるそうです。ゲルソン療法をちゃんと学びたい方、あるいは、「健康」というものの仕組みについて「腑に落ちたい」という方は、まずこの講座に出るのがよろしいかと思います。おそらく少しずつほぐしながら一つ一つの要素が解説されていくはずなので、10回終わった後は「秩序をもった全体」が理解できるようになっていると思われます。
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阿部さんがしぼってくれたにんじんジュース。
京子さんがやいたオートミールベースのソフト・クッキー。
私が焼いて持っていったライ麦パンでおやつタイム。
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夕食をごちそうしていただいたのですが、
手前の蕎麦サラダがおいしくて
「現在病気のない人が、ゲルソン・ミールをどうゆるめていくか」
という参考に非常になりました。
そういうわけで、一泊二日、
かなりおいしい日程でした。
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2014年02月06日
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(2022/12/16更新)