
オレンジ、1キロ1.5オーストラリアドル。
(オーストラリアドルは現在1ドル79円)

こちらはなんと1豪ドル。
いずれも、クイーン・ヴィクトリア・マーケット南半球最大の屋外市場(東京ドームの何倍も広さがある、食べ物以外になんでも売ってます)にて。
オーストラリアに頻繁に来るようになる前のイメージっていうのは実はかなりダークで、
アボリジニ(とくに少女たち)への同化政策を描いた
『裸足の1500マイル (rabbit proof fence)」とか……
(豪政府は2008年に正式に謝罪)
イギリスの孤児院の子どもたちを騙して労働力として
連れて来てしまった「児童移民」を描いた『オレンジと太陽』とか……
(1970年、つまり私が生まれた4年後まで続いていた。豪政府は2009年に正式謝罪、
英政府は2010年に正式謝罪)
妖精のお友達が見える小さな妹が病気になって死んじゃう
オパール掘り(オーストラリアではオパールがとれる、でも当然キツイ、
アメリカの金鉱掘りみたいなもの)の家族の少年を描いた
『ボビーとディンガン』とか……
(この映画、泣けるんですよ……)
圧倒的な多様文化を誇るメルボルンも、実は一度先住民族を
殲滅させた場所に街が作られており、決して最初からこうではない、
というか大きな方向転換によって現在の豊かさが作られているのだ。
2番めの映画「オレンジと太陽」ってその子ども移民たちが
オーストラリアに行く時にまさに誘われちゃった言葉で、
「オーストラリアに行ったら太陽をいっぱい浴びて毎日オレンジを食べるんだよ」と。
それで誘われちゃった子どもたちの気持ちが、ヨーロッパに行ってみるとわかる。、
太陽とオレンジがいかに憧れだったか、って(それぐらい暗くて冷たい。とくにイギリスだ)
実際、当時のビタミンC源というのは、じゃがいもとオレンジしかなかった。
だから、この、もはやありがたみもなんともなく山づみされてるオレンジを見ると、あ〜〜、これが
「食が豊か」ってことなんだ〜〜、って、またまた
しみじみ思ったのだ。
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