2016年の最後の2週間は、なんだかずーっとアップルサポートの人と話していた気がします。そしてその1週間前は、NTT の人とばかり話していた気がします(あ、あと不動産屋さんは別^^;)。 もとはと言えばマックが調子が悪く、英語教室の皆様にも動画がうまく配信されなかったりご迷惑をおかけして、こうなったら根本的に直さないと、とサポートを受け始めたのですが、中には違うこと言う人もいたり++、 ついに予約をとってかかりつけのお医者さんのように全部を見てくださる方が現れたのはありがたいことでしたが、アップルの電話のサポートというのはメールで日程の予約ができないのですね(向こうが電話をくれて、その時間があいてなかったらまた次の時間に電話をしてもらうのだけれど、その間に違う方のサポートを一件終えてから電話が来るため、予約の時間としばしばずれる)。さらに、システムの入れ替えに1時間かかるから、その入れ替えが終わった1時間後にかけ直しますね〜なんてこともあり、さらに、その間にぽろっと「iPhoneがバッテリーの残りの20%ぐらいになると電源が落ちちゃうんです」と言ったら、「シリアル番号教えてください、そういう現象が報告されています」云々でアップルストアに持って行くことになり、「予約ない方は4時間待ち」と言われて自宅に戻ったら「予想より早くおよびできることになりました、戻って来てください」のメッセージがきたり、だから、アップルストアでiphone の予約→自宅に帰ってアップルサポートとの電話でマックのケア→とんぼ返りでアップルストア、iPhone は無償交換になったがデータ移動に2時間 みたいなことをやっていたのでした。
そして更に、12月27日には翌日税理士の先生がいらして帳簿を見てくれるというので準備していたところ、widows マシーンのディスプレイがブラックアウトして見られないという事態が発生し、その2日前に下取りに出してしまった(2年間使ってなかったんだもん)外付けディスプレイを、品川埠頭の中古屋さんまで引き取りに行くという事態まで発生しました。このときのタクシー運転手さんとの出来事がめちゃめちゃ面白かったのですが、本題に入る前の前振りがものすごく長くなっているのでこのたびは省略します。

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行きのタクシーからの夜景のほうがもっときれいだったのですが、
帰りの品川入管→品川駅のバスから撮った夜景は、
社内が明るくてあまりきれいに撮ることができませんでした。
…というわけで、以上の長い文はすべて「英語メルマガと寺子屋メルマガとブログのために準備していたテキストが全部とんでしまった」ということを書くためのいい訳で--; 、mac, iPhone, iPad, widows という自分が持っている端末すべての問題がきれいさっぱり片付いたという大変気分のいい状況を作り出すことには成功したのですが、年末にやろうと思っていたことが停滞しすぎて、いったい何から手をつけよう??と、ただ途方にくれるような状態で年越ししてしまいました。
ちなみに、元旦の朝目覚めて一番にしたことは、昨晩寝る直前まで編んでいた、編み物の新実験のスワッチ(自分の編み目がどんなものか試すための小さな編み地)を編むことでした。編み物自給自足プロジェクトは、日々日々どつぼにはまっていくようで、長い目で見たら残りの人生の快適さが飛躍的に違って行く作品を生み出しつつあります。ただこれもずいぶんエネルギーの必要なプロジェクトです。
そんな感じでめちゃくちゃなので、元旦は、今までのプロジェクトとは全然関係ないプログから始めます。
「まさか」という話です。
2016年は、本当に「まさか」が多い年でした。
1月、2月と2泊3日(+機中2泊)というめちゃめちゃなスケジュールでオーストラリアに出かけて行ったときには年の後半は一週間単位で出かけていけるようになるとは思ってなかったし、さらなる滞在費を捻出するために1月に引っ越したばかりのアパートを引っ越すとも思っていませんでした。今年の頭の引っ越しだって、当時はいろいろ考えて自分にぴったりのところを選んだつもりでいたのに(だから、嬉しいブログやFBの投稿を書いていた記憶が)、1年を経ないでここが自分にとって都合のよい場所ではなくなってしまったのですから、すごい変化です。
英語教室や寺子屋をやめることはなんとなく頭にありましたが、「寺子屋メルマガ」までお役が終わることになるとはまさか想定していませんでした。
4月にまさかのお付き合いが始まって、7月にまさかの破局……というののみにとどまらず、その後もまさかがいくつもありました。
お仕事と収入に関しても、「まさかこうなるとは」と思うことがありました。
いちばん「まさか」だったのは、「書く」ということの意味だったかもしれません。自分にとってだけでなく、社会全体でも。
ためしに「リライト ツール」という言葉で検索をかけてみてほしいんです。無料から、最高でも5万円ぐらいでいろいろ出て来ます。
「リライトツール」というのは、元の文章をコピペして、このソフトにかけると、語尾を適当に書き換えて、あたかもオリジナルで自分の文章を作成したような文章を作り上げてくれるソフトです。
つまり、自分も子ども=記事を作りたいけど(それも、優秀な=たくさん読まれて広告収入を高めてくれる子どもが欲しい)、一から作るのは大変だし、自分はその子に受け継ぐような優秀な才能を持っていないから、よその子で優秀な子をだまって連れて来てコピーして、でもそれだとクローンベビーになっちゃうから、ちょっとだけ目鼻立ちを変えて別の子にしてくれる、みたいなソフトなんです。「ちょっと直してる」から、「うちの子と同じだ」と言われても逃げ切れるし、そもそもコピーされた方は遺伝子持って行かれたと気がつきません。
もちろん、最初のオリジナルを自分が作ったものでコピーを作って行くなら、兄弟を作るようなものなのでここに罪はないんですけど、問題は、よそさまの子をだまってコピーしてもわからない、ということです。
とにかく、優秀な子どもを短期間にたくさん作りたい。ブロイラーチキンみたいに、人工授精で作った子どもを、最後は人のおなかで温めないと生き物の形にならないから、「温めるのが好きなんです!」っていう人を大量に集めて、その人たちに、1文字1円以下でサロゲート・マザーをやらせてた。「好きだから無料でもいいよね(あまり高いと配偶者控除引っかかるでしょ?)」という論理で安く発注していた。(←ここにそう書いてあるのですが、無料ですが会員登録しないと読めません。ご興味のある方は各自見てください。時間書けなくてもいいですけどね)
そして、こうやって安く大量にできた記事を、グーグルが「人気記事」として認識して、検索上位に上げる。上位に上がった記事は、「広告のとれる記事=出来のいい子」となり、人の手で一から調べてコツコツ作られた記事(=オーガニックな記事、とでも言えばいいかな?)、検索に引っかからないので、人の目につかなくなっていく。
なんだか、形の揃わない野菜みたい。
そして、サロゲート・マザーたちが他社のコピーという形で安い工賃で作った、形の揃った、舌触りのよい、大量の記事たちの中に、間違った情報、とくに健康情報が入っていた。だから運良く発覚したけど、ファッションやインテリアの記事や写真に関しては、どうやら組織的に盗まれていたかもしれないのに、野放しだった。昨年の末に起きたWelqの事件というのは、今まで興味のなかった方もいらっしゃると思いますが、そういうことだったんです。繰り返しますけど、他の家の子で稼ぐ子になりそうな子を許可もなく連れて来てコピーして、機械でクローンベビーだとわからないようにして、最後の人手でやらなきゃいけないところだけを、「やりたい」という気持ちを利用されたサロゲート・マザーたちに超安値でやらせてた。そして、その組織の価値は50億円で取引された。
食べものでも私たちはそういうものがたくさん流通している世界に生きているんですけど、「読みもの」という教養&娯楽コンテンツ=「心と頭の食べもの」までが、同じ手法で作られている時代になってしまったんですね。ファスト・フード、ファスト・ファッションの次は、大量に作って手軽に無料で読める、ファスト・テキスト大量生産の時代。
怒っても、やるせない気持ちになっても、規制してもすべてを止めることは難しく、そういう時代で自分は何を書き、何を書かず、書くならどういう形で書くか、を、年末にかけて、急速に考えさせられました。(この一件が起きたのは寺子屋メルマガの終息を決めた後でしたが)
そのわりに、書いたものが今日のいい訳か!(笑)
どうせ書くなら、どうせ読むなら、読む人は書き手への愛を感じたいだろうし、書き手も読み手に愛を与えたいですよね。愛が何かよくわからずに書いてるけど。
話を戻して、2016年は「まさか」が多かったって話ですけど、私は「まさか」が多くなったってことは、今までのようにある程度の自分のイメージに従って、っていうのが、変化の早さの前に、もう間に合わなくなっているのではないか、と思ったのですね。潜在意識だなんだって言ってることすらもう間に合わなくて、粛々とやってたら壊すべき壁はどんどん前に来るから、それをまた粛々と壊して、もしくは乗り越えて、前に進んでいくだけ。
それでよくって、だから、人生の中の「まさか」はこれからもっと増えていく、もしくは「あたりまえ」が当たり前になるのかもしれません。
だから、上に書いたような書くことをめぐる社会的状況の変化を差し置いても、「書く」ことに対してはより慎重な姿勢が求められるのだろうなと思いました。「まさか」が多いということは、初めての状況が多いということです。その初めてのことは、一つ一つの瞬間に新鮮な驚きをもたらすかもしれないけど、一方で、後から撤回しなくてはいけないような偶然の結果でしかないかもしれません。なんでもリアルタイムで書くことが必ずしもベストではない状況も増えてくるでしょう。その結論は、何十年後かに持ち越されるかもしれません。死んでもわからないかもしれません。その中から、適切な量の読者の方に(オーガニックだったら大量生産みたいに供給することはできないかもしれない)栄養になるものを届けていくことが、今後の方針になるのかも。
2016年は健康面でも「まさか」があって、健康診断で、まさかの結果が出てしまいました。それぐらい、後半は変化が激しくて、それにかかる負荷も大きかったかもしれません。「力抜こうね、力抜こうね」と自分の身体に言い聞かせています。
わー、ちょっと書くつもりだったのに、お昼ご飯の前から書き始めて、あっというまに元旦の夕方になっちゃった^^; だったらメルマガリリースした方がよかったかしら!汗汗汗汗 今年もこんな感じで始まっていきます。
また書きますね。今日は以上です。スワッチ作りに戻ってメルマガは明日仕上げてリリースします。今年もどうぞよろしくお願いします。
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