戻ったら、日本でしかできない仕事を山ほどします。
そして、また次に備えます。
……という生活をしていると、数ヶ月に一度、大幅な「チェックアウト」というものをすることになります。
滞在した先の宿泊を出てくるときも「チェックアウト」なのですが、
自分の家のドアをしめて、カギを閉めて、スーツケースを押して出ていくときも「チェックアウト」。
二週間以上家をあけるなら、冷蔵庫の中も空にしていく必要があるし、タオルなんかも全部洗濯して出ていかないと、とくに温かい季節は残念なことになります。
それから、ベッドリネンも替えておきたい(フライトから帰って、横になったベッドが寝心地悪かったらいやですよね)。宿泊先ならホストがやってくれますが、自分の家はハウスキーピングを頼まないかぎり自分でやる必要があります。
そんな感じで、いったん、自分のいる場所と、持っているものを「棚ざらえ」している。
これ、結構いいのですよ。身体にというか、心にというか、ライフにというか。
できたこと。できなかったこと。改善できること。する必要がないと判断すること。
そういうことが可視化するから。
で。
掃除し終わったところは、
ここまで仕上げるのだけど、
「今ままさにチェッキングアウトの途中」
というときは
こういう状態になります。
こういう状態を「ダンプ」というらしいです。
「ダンプカー」の「ダンプ」。
「ぶちまける」という意味ですね。
「ブレインダンプ」という言葉があって、
新しい企画を立てるときに、
頭の中にあるものを一切合切紙の上に吐き出してみる作業だそうです。
そこからいいアイディアをみつけたり、精度を上げていく。
この言葉を聞いたから、「持ち物ダンプ」を思い切ってやるようになったかも。
全部ぶちまけて、見てなくちゃ!(言い訳?^^)
ダンプして、ぶちまけて、いらないものは捨てて、
いるものはきれいに並べて、後を濁さぬように出発して、
次に行く。
けっこうこの瞬間が好きかも。
また次の人生にいけるようで。
今は最後の夕ご飯を食べるため、スーツケース2個持って待ち合わせ中。
こちらに来てもうコーヒーも飲まないのだけど、ココナツミルクでアイスカプチーノを作れるというので注文してみた(でもたくさんは飲めなかった^^;)