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2018年04月07日

『私は絶対許さない』って思い続けるだけでも、負荷が大きいこと、それでも生きる力になれること

本日(2018/4/7)から公開の映画、『私は絶対許さない』。



15歳の元日に近所の若者たちから拉致、集団暴行を受け、心身ともに死ぬ寸前まで打ちのめされた傷と、それをまったくケアしてもらえないばかりかここでも心身ともに痛めつけてくる家族からの傷。2つのダメージと戦いながら生きてゆく実在の女性の手記を映像化した作品。

厳しい現実が妥協なく描かれれている以上、映像もときにはショッキングになるのですが、それが興味本位にならず、被害者が受けている傷みの深さが観客に伝わるように構成された映像が素晴らしいのです。ハリウッドはじめ、外国映画でもそういうふうに思えた作品を見たことありません。ぜひ海外にもどんどん輸出されてほしいです。
監督は精神科でもある和田秀樹氏で、私、彼の著書を学習法の本を1冊読んだぐらいで、映画も見ていなくて今まで縁が遠い方だったのですが、大変感服いたしました。拍手パチパチです。

それと、俳優さんたちがみなさん非常にいい仕事しており、この主人公・雪村葉子が生きる世界を作り出すことに「貢献している」と感じました。とくに娘をいじめぬく母親役の美保純と、クラスで残酷な言葉を放ついじめ役の立山咲里がよかった(悪役はこの映画の成功のカギです。憎々しいほど熱演されたお二方をはじめ皆様、お疲れ様でした)。

何をどう選択してもそこに影響を及ぼしてしまう人生の傷。それは彼女にさらなるダメージを与え続け、しかし同時に生きる力になっていく。このふたつの絡み合いをときほぐしていく作業を、「癒やし」と呼ぶのだと思います。

posted by 石塚とも at 21:33| 映画がらみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする