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2018年04月10日

愛がないところでは、子どもは悲しすぎて静かに消えてしまう 『ラブレス』

4月7日から公開されている、映画『ラブレス』のお話。

実は、この映画の公開される時期に映画評のページをもらってたのに、この作品を候補からこぼしてしてしまったことに公開日になってから気がついて、わーしまった、と思った。

なんで落としちゃったんだろう?? と思い出したら、案内ハガキをもらうなり第一優先でカレンダーに書き込んで、試写の初日に見て、あんまり衝撃すぎて、受け止められなくて、記憶から抜けてしまったのではないか気がする。虐待を受けた子供の多くが、自分のセルフを守るため、虐待という出来事を記憶から消してしまうのと似た感じで、私もこの記憶を処理してしまった感がある。

ロシア人の監督によって、ロシアらしき街を舞台に、いかにもロシア人っぽい風貌の人たちが、ロシア語で演じるこの作品は、急激に自由主義経済化がすすむロシアの現在を切り取り、疑問を投げかけているように見える。が、実際はこの作品は「ロシアの街」とはっきり限定していない。世界中のどこで起きても不思議がない話を、「ロシアらしい」世界の中で描くことで(森、白樺、憂いを秘めた瞳の金髪の少年)、むしろファンタジーの要素を与えている気がする。

お互いが経済的にも成功している若いカップルには一人息子のアレクセイがいるが、夫婦関係は破綻し、お互いが早く新しいパートナーとの生活を始めたくて仕方がない。毎晩、子どもを「君が引き取るべき」「あなたが引き取るべき」とケンカが耐えない。それを寝室で肩を震わせて泣きながら聞いていた子どもが、ある日突然、消えてしまって……、という話。

消えてしまうので、子どもが出てくるのは映画の中の最初の部分だけ。全体の2割ぐらいかな? あとは子どもを探すシーンに多くが割かれるのだが、そこでいけどもいけどもあらわにされる大人のエゴと、最初の2割でインプットされる子どもの悲しみ(それは再生されないので、記憶の中)と、の対比がどんどん際立ってきて、ラストではなんともいえない感情を突きつけられるという構成。



42秒の子供の泣き顔見てください。
この顔、人生のどこかで見たことあるよね。自分もこんな顔したかもしれないよね。
(世紀の名演技なのに、公式サイトに子役の名前がない!)

なんか、これ書いたらまた忘れたくなるほど悲しい。
でも、いったん忘れたつもりでも、心の中から完全に消える風景ではない気がする。決して消えることのない風景だから忘れたくなるのかもしれないけど。子どもたちのように。

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posted by 石塚とも at 19:43| 映画がらみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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