2019年5月1日から3日まで、石川県加賀市で開催された、ゲルソン療法の3日集中WSに参加しました。
3日の集中WSに参加するのは今回で3回目。
1回目 2012年11月 そのときの記事 ⇨ こちら と こちら と こちら
2回目 2014年2月 そのときの記事⇨こちら
なんだかついこのあいだのような気がしていたのですが、今が2019年ですから、実に5年ぶり! そして、ゲルソン・ミールを本格的に取り入れるようになってもう七年もたってたのか…。我ながらびっくりした。「ローフード」だけを実践していたときよりも、いつのまにか長くなっています。
でも、最後に集中WSに出てから5年間は、自分の生活に合わせてアレンジしたりルールを曲げたりしながら「自分で作り、自分で食べ、自分で片付け」の日々を繰り返していたわけです。
今回、5年ぶりに、一参加者として3日間どっぷりと妥協なくゲルソン療法の世界にひたったので、今までのことを振り返って、整理したくなりました。
「今まで」というのは、ブログもメルマガも書けなくて、ロービューティジャパンとは関係ない活動をしながら、でも、自分の食事を探して食べていた期間も含みます。
今回の集中WSが過去2回のそれと大きく違っていたのは、「宿泊場所も提供されていた」ということです。
この宿泊場所が、
・ベッド・リネン、タオルなど、宿泊者が触れる衣類はすべてオーガニック・コットン
・それらの洗濯は合成洗剤でなく純石鹸で行われている
・備品のシャンプー、リンス、ボディシャンプーなどもすべてシャボン玉石鹸製
・電磁波極力遮断の床・壁材
etc. etc ...
と、超こだわりの天然快適空間。
こんな感じ。

こうしたお部屋での「住」も含めて、ゲルソン療法集中WSでは、今まで体験したことがなかったことをたくさん体験します。
それは、何に似ているかというと、「宇宙旅行」に似ているのではないかと想像します。
まったく経験したことがなかった、身体感覚だからです。
タイトル通り、ここでは3つの言葉がキーワードとなると思いました。
「経験」と「実験」と「現実」。
「経験」というのは、文字通り「経験すること」なんですけど。
・3日間、動物性タンパク質(ゲルソンサプリのレバーを除く)、アマニ油以外の油、精白穀物、グルテン、塩、砂糖、スパイスなどをのぞき、ていねいにあらって時間をかけて調理された野菜料理を好きなだけ食べる、という経験。
・上に書いたような、極力化学物質を避けた空間に寝泊まりしてみる、という経験。
・自分(もしくは家族)の身体とこころを、どいうやってより健康に一歩近づけていくか、それを真っ先の優先順位として3日間考えまくる、という経験。
こういうものを経験する。
次に、「実験」。
上に書いたようなことを経験して、
・3日間、動物性タンパク質(ゲルソンサプリのレバーを除く)、アマニ油以外の油、精白穀物、グルテン、塩、砂糖、スパイスなどをのぞき、ていねいにあらって時間をかけて調理された野菜料理を好きなだけ食べる、という体験をしたら、わたし(の身体と意識)はどうなるのか。
・3日間、合成洗剤や電磁波など極力化学物質を避けた空間に寝泊まりしてみたら、わたし(の身体と意識)はどうなるのか。
・自分(もしくは家族)の身体とこころを、どいうやってより健康に一歩近づけていくか、それを真っ先の優先順位として3日間考えまくる、という体験をしたら、わたし、および家族の身体と意識はどうなるのか。
宇宙体験的未知の世界。
そして最後に
そんな経験と実験をしてしまったあとで、
・わたしはこれからどうやって生きていこうとするのか
・わたしの前にどんな食べものや環境が待っているのか(たぶん自分が望んでいない食べものや環境)
・その前で、わたしは何をどんなふうに選んで生きていこうとするのか
そんなことを突きつけられる世界。

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これは、3日間の集中WSを終えて、
JR西日本の加賀温泉駅から電車に乗ろうとして、
おなかがすいたので、駅のコンビニに寄ってみたときのウィンドウの写真なんですが、
さて、この中から、私は何を選んで食べたでしょうか??
それが「現実」であり「選択」というもの。
ちなみにゲルソン療法では食べることによって解毒エネルギーを作り出そうとするので、
断食療法にあるような「何も食べないこと」は推奨されていません。
妥協を許さないゲルソン療法は、ある意味、ファンタジーの世界とも言える。
療法の側から、「現実と折り合う方法」は提示されないのです。
以前は、「仕事をやめて治療に専念」する覚悟の決まった人でないと、
トレーナーと契約してもらえず、プログラムも組んでもらえませんでした。
そういう、ファンタジーランドのお料理がいちばんおいしいと
私は思って、毎日追求しているのだよなあ。
その、宇宙体験みたいなお料理たちです。
宇宙体験だから、写真を見て、「まあ、おいしそう」⇨「食べたい!」ていう
発想と、ぴったり合致しないのだけどね。



