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2022年03月29日

「いつから銃が…?」  vol.013 (通算359)

こちらの記事は、メルマガ『ロービューティジャパンの野菜くだもの通信』
2022年3月29日配信分の転載です。
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今回のメルマガの内容が役立ちそうなのは、

・海外生活に興味がある人
・国際情勢に興味がある人
・サッカーが好きな人

などです。


vol.008の「おおたかの森のマクドナルド」の続きは
また次回以降に先送りですすみません

2月27日に配信した、vol.10 の「二つ星ホテル」の記事
https://rawbeauty.seesaa.net/article/485777685.html
に書きましたが、
わたしが初めて個人旅行でヨーロッパに行ったのは、まだベルリンの壁が
崩壊する前(最近昔話が本当に昔の話になってばかりだなあ…)
1990年のこと。
イタリアにひとりで旅行したのですが、当時、ダントツで航空券が安かった
アエロフロート(当時はソ連国営企業)
に乗って、モスクワの空港ホテルに一泊して、翌朝ミラノ着、というルートでした。
会社員2年目のお財布から捻出した航空券代は、
GW真っ只中にもかかわらず、9万円だったことを覚えています。

一人旅でモスクワ経由、という旅程は、別に冒険しようと思ったわけではなく、
当初は仲良しの会社の先輩とふたりで行く予定だったのです。
当時はファッション(アルマーニ、ベルサーチなどの抬頭)にしろ
料理(ティラミスの日本への紹介に始まるイタ飯ブーム)にしろ、
イタリア文化が大ブームで、おフランスはちょっと古くさい存在に。
女子旅でミラノ〜ヴェネチア〜ローマを旅行して、
おいしいものを食べてショッピングする、という計画だったのです。

ところが、なんと、出発数日前に、
先輩のパスポートが失効寸前で出国不可能なことが発覚。
「どうしますか、おふたりともキャンセルしますか?
それともひとりで行ってみますか?」
ネット予約なんかこの世にない頃で、
電話で対応してくれた格安チケット専門の代理店のベテラン女性に
(ぎゃーなんでいちいち古臭い話になるんだろう、
そうかそれだけ時間がたったのか…)
に聞かれ、
わたしはワクワクのイタリア旅行をひとりでも行ってみようと思い、
「行きます」と返事したのでした。

当時は「海外ひとり旅’しかも女子)」といえばどこでも危険、という感じでした。
アジア、アフリカはもちろん、
ニューヨークはジュリアーニ氏が市長になる前で
「夜になったら外に出てはいけない」と言われていたし、
ヨーロッパもスリ、かっぱらいが多い。
しかも「日本の女性を狙ってくる悪い男がいるのよ〜」との情報も飛び交う。

しかし、旅行代理店の女性は、電話口の向こうで
あっさり言いました。
「大丈夫ですよ、ヨーロッパには銃はありませんから」。


まあナイフでも十分怖いし、
パリにいるロマの女の子たちのスリ集団は武器なしでも
映画『ジュラシック・パーク』に出てきた小恐竜ラプトルのごとく
「小さいのが大勢で取り囲む」という戦術だけで獲物を奪い取っていくし、
アメリカみたいにピストルで路上でホールドアップを求められる、なんて
想像外にしておきたいですが、とにかく、あの頃、
ヨーロッパで「銃犯罪」というのは考えられなかった。

しかし、読者の記憶にもまだ残っているかと思いますが、
2015年にパリとその近郊で起きた同時テロ事件は、
爆発物とソ連製の自動小銃AK−47で150人以上の死傷者が出ました。
パリの下町、11区のバタクラン劇場だけで、89名の死亡者を出しました。

銃と言っても猟銃、一般の人の護身用の銃、上記の自動小銃のように
完全に軍用の銃(いわゆるライフル)、と目的も入手法も異なるものを
一言で語ろうとすると大雑把になってしまいますが、
一般市民を巻き込むテロで使われる銃がヨーロッパに
普及してしまった(?)のはいつからなのか、と聞いたら
「1990年代のユーゴスラビア紛争からだ」という答えが帰ってきました。

今回の記事を書くためwiki の「ユーゴスラビア紛争」を今見返したけど、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E7%B4%9B%E4%BA%89
旧ユーゴスラビアでは、宗教の違いを含むあまりにたくさんの民族が
一緒に暮らしていて、一言ではまとめられないほどの
複雑な対立を生みました。

さて、話が変わりますが、
日本でプロサッカーリーグ、Jリーグが開幕したのは、1993年。
今でもプレーを続ける三浦知良が現在の大谷翔平みたいな扱いで、
2002年のワールドカップ日韓共催が決まり、
それまで世界を熱狂させるスポーツイベントといえば
「オリンピック」しか知らなかった大多数の多くの日本人は、
興味を持つ人の多さで言えばそれを上回るスポーツイベントの存在と、
選手たちの背後にある、オリンピックとは違うドラマに触れることになります。

日本がバブルのおみやげを貯蔵していた黎明期のJリーグには、
世界中で活躍していた名選手が加入しましたが、
その中に「ピクシー(妖精)」と呼ばれた元ユーゴスラビア代表FWの
ドラガン・ストイコビッチがいました。
そのストイコビッチは、今からちょうど22年前の1999年3月27日
対神戸戦の試合後にユニフォームを脱ぎ、
中に着ていた白いTシャツに書かれた
「NATOは(ユーゴスラビア、コソボへの)
空爆をやめよ」というメッセージをアピール。
Jリーグは彼に対して注意、という処分を行いました。

TBSの当時の人気サッカー番組「スーパーサッカー」は
このシーンを放送しましたが、一瞬だけ(見てた)。
放送時間が一瞬だったのは、それでも制作スタッフの頑張りだったのか、
不当な扱いだったのか。

あのときのピクシーはどんな気持ちだったのか。

このシーンは、当時サッカーが好きだった今のおじさん、おばさんの
心にチクッと針を刺したまま、20年のときがたったと思います。

そして、今回のウクライナ侵攻で、そのときの「チクッ」が
がまだ残っていることに気がついた人は、
どうやらわたしだけじゃない、、、ということが、
ネット上から伝わってきます。

「ストイコビッチ 空爆」
「ストイコビッチ NATO 」
などのワードで検索をかけてみると、
あのときの事件について振り返る記事を書いている人が
少なからずいることがわかります。
(Number のこの記事が興味深かったです
https://number.bunshun.jp/articles/-/851144?page=3 )


(今日のまとめ)
・銃というのは、「プラスチック」と同じで、
一度作ってしまうと、なかなかこの世から消えない
(ゴミよりリユース率が高く、使い回されていく)。
・ドラガン・ストイコビッチは、現在は、故国セルビアの代表監督をしています。
・ウクライナで起きている人道的危機に対する支援のニュースを聞くと、
「どうしてウクライナだけ!」という声が世界中(日本含め)からも
聞こえてくる気がしなくもなくてフクザツな気持ちです。。。



今日はここでおしまいです。
ご愛読いただきまして、まことにありがとうございました。
次回も楽しみにしていただけましたら、嬉しく思います。


ロービューティジャパンの野菜くだもの通信
vol.013
ロービューティジャパン 代表 石塚とも

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posted by 石塚とも at 21:05| 「野菜くだもの通信」バックナンバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする