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2023年11月09日

ブックストア記事『はじめてのバレエ・レッスン 1バーからセンターへ』『2アレグロからポワント』

『はじめてのバレエ・レッスン 1バーからセンターへ』


https://amzn.to/3FMJVrX




『はじめてのバレエ・レッスン 2アレグロとポワント』

https://amzn.to/3u50v3J



今から30年近く前、当時体調もメンタルも崩していて何もできず、やっと少し動けるようになってきたときに、近所のスーパーの中にあるカルチャースクールのチラシを見て「やってみようかな」と思ったクラシック・バレエ。それ以来、ずーっっと残念バレエを続けています。
当時「初学者が読む本がないかな」と思って購入した本を再度入手してたのは、この本に書いてある「基本」を再確認しようと思って。
この本、カバーにロシアのバレエ学校の子どもたちの写真が使われていてめちゃ可愛い。中が写真でなくイラストなのもかわいい。しかし、のですが、著者のサリア・マーラさんが言ってることがめちゃめちゃキツイ! 立ち方の指導から厳密で、これができないと先に進んじゃダメ、と、は書いてないのですが、そうなんだろうなあ、というのが言外ににおっています。
でも、その「立ち方」から、もういっぺん確認してみたくなったのです。あの頃のわたしより、少しはできるようになったかなあ。(たぶんできてない)。

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posted by 石塚とも at 02:52| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月08日

ブックストア記事『永遠の旅行者(上)(下)』

『永遠の旅行者(上)(下)』

https://amzn.to/3FOZ0cw




初版が2006年なので、もう20年近く前の本になってしまいましたが、今年の夏にやっと読めました。
永遠の旅行者=パーマネント・トラベラーとは、居住地を定めないで所得税を回避する人たちのこと。わたしが初めて知ったのは、テレビの司会者だった大橋巨泉さん。成功コーチのジェームス・スキナー氏なんかもそうだと言われています。

この本では主人公をお金のために狙って所得税回避する人というより、いろいろ人生のいきさつでそうなっちゃったみたいなハードボイルな生き方をする人として描いていて、ちょっと鼻につきはしますが、圧倒的な情報量の多さで充実した読書時間を過ごせました。

著者の本は、そのあとも読み続けています。

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posted by 石塚とも at 01:48| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブックストア記事『総理通訳の英語勉強法』(講談社現代新書)

『総理通訳の英語勉強法』(講談社現代新書)

https://amzn.to/3skHc5T



記事は、先週配信したメルマガ(この記事の下半分)に詳しく書いています。

わたしはこの本を読んで、「語学を物心ついてから学んで、聞いて、話せるようになる、って、こういうプロセスなんだ」ということが、はじめてちゃんとわかったような気がします。このとおりに勉強するのはラクではないけど、「こういうふうに勉強すれば確実に身につく」っていうのがわかって、勉強に不安なく取り組めるようになりました。

あとは学習量です。死ぬまでにどれぐらい進めるかな。

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posted by 石塚とも at 01:34| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月19日

ブックストア記事 折りたたみ式踏み台

チチロバ(TITIROBA) 踏み台 折りたたみ ステップ 脚立 洗車 釣り 高さ27cm 折りたたみチェア フォールディング スツール




せまい家に住んでいるし背が低いから踏み台はマストアイテムです。このタイプの踏み台は、ダイソーでも見かけましたし、軽くて場所をとらないから人気なのだと思います。

わたしは今、この踏み台を、立って仕事をするときのモニターの台としても使っています。モニターの高さ調整の道具として、ヨガブロックを取りあげましたが、(こちらの記事参照)少しずつ調節するのではなく、ほしい高さが決まっていてその希望とぴったり合致する場合には、何個も重ねなくてすむこちらの踏み台がよかったです。

ヨガブロックと同様
・設置、片付けが簡単
・軽い、なのに安定性がある

ことが決め手。

通常の上に置くスタンディングワーク用の専用重ねデスクなどもいろいろ見たのですが、「重さ」「高さ調節のしやすさ」「価格」などから考えると、これ以上に魅力的な商品には今のところ出会っていません。

posted by 石塚とも at 23:57| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブックストア記事 モニターの高さ調整のために使う、ヨガブロック(なのでどこのメーカーでもいいです)

TEEYAR ヨガブロック 2個セット 2サイズ 23 x 15 x 7.2cm(高密度/硬い) また 大きい 23 x 15 x 10cm(中密度) 全20色 初心者/上級

https://amzn.to/433pRv6



明日5月20日配信のメルマガで解説記事を書こうと思っていますが、わたしはデスクワークをするときにパソコンのモニターの高さ調節をするのに、ヨガブロックを使っています。

・パソコンモニターの高さは、目と水平にすること(長時間下向きになっても上向きになっても首に負担がかかる)
・姿勢(立ったり座ったり)に合わせて、容易に高さが変えられること(ということは、軽いほうがよい)
・軽いほうがいいけど、安定している方がよい、という、2つの条件をみたすこと(本などを重ねると、重くて高さ調節が大変)

最近「立ってデスクワークする」=スタンディング・デスクが注目されていますが、スタンディング・デスクは、それ専用(ガス圧または電気)を利用しないと、机の上にものを載せたまま高さを困難です。お値段もはるし、重くて搬入出も大変です。第一、スタンディング・デスク、ずっと使うのか? 結局座って仕事することに戻っちゃわないか?
スタンディング・ワークは、1日中立ったまま仕事ができる人はかなりのツワモノで、初心者及び経験者になっても、「座る」と「立つ」を繰り返すのが快適という人もたくさんいます。
ということは、とにかく、「高さを買えることが簡単にできること」! そのためにヨガブロックはかなりよいのです。

なお、モニターを乗せるのは軽いほうがいいのでEVA製がよいですが、キーボードを乗せる(直接手に当たる)場合は、コルク製のほうが快適です。


posted by 石塚とも at 23:11| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブックストア記事 半永久的に使えるノート A5 NEWYES スマートノート 耐水 濡れた布で消せる Everlast 消せるノート (黒, A5)

半永久的に使えるノート A5 NEWYES スマートノート 耐水 濡れた布で消せる Everlast 消せるノート (黒, A5)

https://amzn.to/3oosEjv



書店に行くと、書籍だけでなく、文房具その他「読書家が好きなもの」をいろいろ売っているのを見るが好きで。便利だったり、他ではなかなか見かけなかったり。丸善や三省堂はそうですよね。なので当ブログでも、文房具を中心に、読書の「周辺機器」を紹介したいと思います。

先週配信のメルマガ記事 こちらで紹介したのですが、その後も使い続けてみてとてもいい感じなのでブックストア記事であらためて紹介します。詳しいレポートはそちらの記事を読んでみてください。

あらためて、どこがいいと思っているかをまとめますと

・起動が早い(アナログのノートとペンだから)
・充電がいらない(アナログのノートとペンだから)
・軽い(アナログのノートとペンだから)
・ペンは入手が簡単(消せるボールペンならなんでもよい)
・書いたり消したりが簡単でこの段階でいらない情報は消せる(消せるボールペンだから)
・1冊のノートの中に「スケジュール欄」「1センチ罫線」「1センチドット」があり、使い分けが可能、
 よって何冊もノートがいらない
・デジタル化するときのアプリを選ばず、管理しやすい(自分が使いやすいと思うアプリに保存が可能)
・ノートがなくなることを心配しなくてよい、次のノートを購入したり買いだめしなくてよい
・厚くないのでリングノートだけど書きづらくならない(厚いとリングがじゃまになってくる)


リフィル仕様は、amazon の販売ページの写真の、上から5番目にすべての写真があります。

リングノートなので、A5サイズのノートをリングで半分にすると、デスクの上でも場所をとらず、広げやすいです。
フリー記述欄は、単語・構文リストを作るのに活躍しそうです。
今までの中でいちばん「記録しやすい・保存しやすい・管理しやすい」ノートです。
(またいつかもっといいのが出てくるかもしれませんが^^;)







posted by 石塚とも at 22:43| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月03日

書籍記事 独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法

独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法

読書猿(著)
https://amzn.to/3VFJ57z



700ページ強、3000円以上もする本なので(それでも20万部以上売れているそうです)購入をためらっていたのですが、kindle 版ならかなり安い(し持ち運びも簡単)ことを知り、購入してみました。
そして、まだ1割ぐらいしか、すっかり感動してしまって、すぐに紹介しようと思いました。

どこに感動したかというと、
・厚みのある(多くの資料に支えられた)理論構築
・誰かの真似でもなく、こつこつとこれだけのものを積み上げた著者の仕事ぶり
・「愚直なまでの努力」に対するエンパワー

この3つだと思います。
とくに3つめ。努力は尊い。継続は尊い。

その尊さを示すのに、若き日の芥川龍之介と久米正雄に送った、夏目漱石の激励の手紙が刺さる。
そういう資料を持ってこれる著者のセンスと教養量もかっこよすぎ。

「どうぞ偉くなつて下さい。
然し無暗にあせっては不可ません。
ただ牛のやうに図々しく進んで行くのが大事です」

「牛になることはどうしても必要です。
吾々はとかく馬になりたがるが、牛には中々なりきれないです」。

ははーっ、って感じ。
文豪ってやっぱり文豪なんだわと思いました。
posted by 石塚とも at 05:39| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月29日

書籍記事 「奇子」(あやこ) 手塚治虫 全3巻

奇子 1
https://amzn.to/40M28Oq


奇子 2
https://amzn.to/3VdKjGO


奇子 3
https://amzn.to/3Hn23tC


Quora で紹介されていることが複数回あり(それも、単純に「オススメ」とはいえないひどい話として)、興味を持って読んでみたのですが…。手塚治虫のすごさを存分に感じさせる作品で、今更ながらに驚嘆してしまいました。

奇子(あやこ)は、家族の秘密(殺人)を目撃してしまったために、5歳になる前から蔵の地下に閉じ込められてしまい、十数年後、社会性(とくに「性」に対する)を持たぬまま成長して、蔵を抜け出す、という、ショッキングな運命をたどります。ここだけで、いろいろ言いたいことがありますよね。こういう「座敷牢」って、昔はそんなに珍しいことじゃなかったんだろうな、とか。

しかし、タイトルロール・奇子の運命は、ショートケーキのイチゴの部分でしかなく、それが欠けたらたしかに味気ないけど、スポンジケーキと生クリームの重厚な土台が、この作品をしっかり支えています。濃厚な土台があってこそ、イチゴのアクセントが生きるのです。
戦後、生き残るために捕虜収容所で仲間を売ったあげく、GHQのスパイになることと引き換えに退所を認められて帰還した日本兵、その実家(東北地方の豪農)が戦後の農地解放によって土地を失い、衰退していく運命、そんな家の中で起こる内紛と権力争い、さらに、日本全体で起きているレッドパージ、未だに自殺か他殺かもわからずお蔵入りした下山事件(アメリカ占領下の昭和24年、国鉄総裁が疾走、雨の中轢死体で発見された)…など、1つだけで作品になりそうなプロットがいくつも絡み合います。後味の悪い話がどんどん進んでいくのに、え!という方法で全部ひっくり返してカタルシスに導くラストも見事です。

 前回の「焼け跡の白鳥の湖」のときに「なんの本を読んでも今の歴史とつながっていると思うことが多い」と書きましたが、この本もその1つです。ひとことでいうと「精算できてない」。なんとなくうやむやにして1日伸ばしにしてきたこと(もしかしたらそう望んでたのかもしれない)が、今、しっかりと、ある意味「実を結んでいる」。といえなくもない。
 …が。このラストが示唆するものはなんだろう??
 

 






posted by 石塚とも at 05:30| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月15日

書籍記事 焼け跡の「白鳥の湖」ー島田廣が駆け抜けた戦後日本バレエ史 (文藝春秋企画出版)

『焼け跡の「白鳥の湖」ー島田廣が駆け抜けた戦後日本バレエ史 (文藝春秋企画出版)

小野 幸恵 (著)
https://amzn.to/3UDMkvy



1946年8月9日、帝国劇場にて、戦後初めて上演された『白鳥の湖』全幕。ロイヤル・ボックスや正面席は進駐軍関係者が占めていたものの、残りの席を3階まで埋め尽くしたのは、一般の日本人たちでした。上演は、予想を上回るロングランとなりました。
このとき、ジークフリード王子を踊ったのが後に日本バレエ協会会長となる島田廣さんでした。
タイトルでは島田さんが主役のようですが、バレエの作品がそうであるように、主役だけでなく、すべての登場人物たちがバレエの発展に寄与した歴史を、1867 年、日本の欧化政策によるバレエ教育者の招聘から、2012年の菅井円加さんのローザンヌコンクール1位ぐらいまでを追っています。よって、登場人物日本のバレエオールスター総出演です。

メルマガ記事で紹介しましたが、こちら、日本のクラシック・バレエの発展には、どのページにも抜き出して書きたくなるような数々々のエピソードがあります。

posted by 石塚とも at 22:37| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月08日

書籍記事『家庭科3だった私が365日、手作り服で暮らしています。』 (美人開花シリーズ)

『家庭科3だった私が365日、手作り服で暮らしています。』 (美人開花シリーズ)

津田 蘭子 (著)
https://amzn.to/43fflBw



これぞ、わたしの憧れの生活! わたし、一時、服はすべて手作りしていて、今は100%じゃないけど、少しずつ再開しています(靴下とセーターは自分で編んでいます)。

この本の新しいところは、素人には敷居が高いと思われていた「型紙つくり」と「裏付き」の服を作ることを推めていることです。
「型紙作り=パターンメイキング」というのは、「デザイナー」とは別にそういう職業が存在する職人的仕事で、技術を突き詰めていったらきりがないのですが、単純なパターンでも、「丈」「幅」を自分に合わせただけで、着ていてストレスの少ない服が作れることも確か。「裏付き」の服も、表と裏を合わせてどんでんがえしする、のが基本なので、縫い代の始末をしなくていいし、保温性や服の耐久性を上げることができるので、やる価値はあるのです。
ただ、BWHの差が大きい人は、どんな作り方(文化式、とか、購入されているパターンを買うとか)でパターンメイキングしても、技術の要求が高くなってくるので、どの方法でやれば解決、というわけにはいきません。
ただ「こういうふうに考えればラクになるよ」というヒントはたくさんありますので、既製服を買ってはやっぱりどこか気に入らない…を繰り返している人は、参考になる点があるのではないでしょうか。
posted by 石塚とも at 15:20| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月10日

書籍記事 「子供を殺してください」という親たち  バンチコミックス

「子供を殺してください」という親たち  バンチコミックス

押川剛 (著), 鈴木マサカズ (著)
https://amzn.to/3YIzTza



 原作者の押川剛さんは実在の、精神障害者移送サービス(自傷、他傷などで問題を起こしている患者さんを説得により精神医療につなげるサービス)創業者、また、作品は当初活字(新潮文庫)として発売されたものが漫画化され、現在12巻まで発売され、累計で140万部を売り上げています。
 今まで漫画はほとんど読まない方だったのですが、このシリーズは一気に読んでしまいました。
 漫画を読まなかった理由は、「一度読み出すとハマりそう」というのと、単行本で何巻にもわたる長編になっているものが多いので、収納場所に困りそうだからです。電子書籍はわたしにとっては漫画への扉を開いてくれました。

 説得に当たる方も当たられる方もガチで生きてる感が伝わってくるのが多くの読者を引き付ける理由じゃないかなと思います。そう考えると、身近にそういう問題があるとかないとか関係なくなります。
 何巻か忘れちゃったんですが、わたしは、なんとか親と対話をする準備ができてきたときに、ロリータ・ファッションをしてきた女の子が好きです。彼女にとってはそれができるかぎり精一杯の自己表現だったんですね。「自分はおかしくない、ただ自分らしく生きたいのだ」と、両親に(暴力や自傷他傷行為ではなく)言葉と服装(一種のアート)で訴えました。あそこが、「この子は(動物やモンスターでなく)人間になろうとして、実際そうした」って思う瞬間でした。
posted by 石塚とも at 07:03| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月04日

書籍記事 『外国語上達法』(岩波新書)

『外国語上達法』(岩波新書)

千野 栄一
https://amzn.to/3IMCCBG



 著者の千野栄一さんは1932年生まれ、2002年に物故されたスラブ語を専門とされた言語学者(元東京外国語大学名誉教授)で、ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』の翻訳など、チェコ語、ポーランド語の第一人者とされた方です。

 アマゾンのレビューに出ていたので期待していたのですが、外国語の話云々の前に、日本語の技術が高すぎます。抱腹絶倒。絶妙のユーモア。
 そして、今でこそ外国語習得のノウハウ本は星の数ほどありますけど、肝にして要を得るとはこのとで、「そうだよな〜、そうすれば上手になるよな〜」と思う訓練の方法が、過不足なく書かれています。

 ぜひ実行しようと思うと同時に、書き手としての千野さんの大ファンになってしまい、他の本や翻訳書もぜひ読んでみたいと思っています。
posted by 石塚とも at 07:18| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月25日

書籍記事 『シリコンバレー式超ライフハック』(原題 Game Changers : What Leaders, Innovators, and Mavericks Do to Win at Life)

『『シリコンバレー式超ライフハック』
(原題 What Leaders, Innovators, and Mavericks Do to Win at Life)

デイヴ・アスプリー David Asprey (著), 栗原 百代 (翻訳)
https://amzn.to/3Y0uB1e



 「ブレットプルーフコーヒー(直訳すれば防弾コーヒー、翻訳は完全無欠コーヒー、登録商標なのでバターコーヒーと呼ばれることが多い)の発案者、デイヴ・アスプリーさんの生活全般にわたるライフハック本。

 いやはや、すごい情報量、飽くなき探究心。突き詰めたらとことん。
 食事はもちろん、睡眠、仕事、子供との関係、性的パートナーシップに到るまで。
 人間がどれほどの可能性を秘めているのか、いままでわたしたちが踏襲してきた習慣は現代も続けていくべきなのか、新しい方法に変えるべきなのか、徹底的に検証し、必要に応じて、新しい方法を提案しています。
 バターコーヒーはその中から生まれた一つのアイディアにすぎないのですね。

 そこから感じられるのは、「人間とはどれだけの可能性を秘めているのか、どれだけ秘めた可能性を開花させることができるのか」という問いに対する追求心です。

 人間が、神様や独裁者からの支配を逃れて、自分の独立を保ち、同時に社会的共同体の一員として貢献しよい関係を築く存在でありたい、という希求を具現化するとこうなるのかな、と、考えると、すごく納得がいきます。

 この本の中から実践することは、すぐに答えが出せることではなく、一つ一つためし、自分の方法を探していくものなんだろうなと思いました(著者も本の最後のようにそのように言っています。あなたにはあなたのやり方があるはずだ、と)

posted by 石塚とも at 08:28| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月17日

書籍記事 Plot and Structure: Techniques and Exercises for Crafting a Plot that Grips Readers from Start to Finish (Write Great Fiction) ペーパーバック

『Plot and Structure: Techniques and Exercises for Crafting a Plot that Grips Readers from Start to Finish (Write Great Fiction) ペーパーバック 』
拙訳「プロットと構造 技術と練習を通して、読者に完読させる技を身につける」
https://amzn.to/3Y5WhCj




「ロービューティ寺子屋」や英語教室などお教室をたくさんやっていた頃、生徒さんから「こういうものを教えてほしい、というリクエストを抱いていいなら、文章教室をやってほしい」との声をいただいて、開催したことがあります。
(あのオンライン版が見られなくなってしまっているので、購入してくださった方にはDVDお送りします。ご連絡ください)
物書きはどうやって文章修行しているのか? というと、ちゃんと「文章の書き方」の本を読んでいるんです。
そして、あらゆるハウツーは、英語版が読めたほうがよい、と、ほぼ断言できます。
理由は

・英語のほうが同じ分野の競合が多いので、切磋琢磨してレベルが高い
・英語のほうが言語の特質上、1冊の本の中にたくさんの情報を入れられる
・英語のほうがマーケットが大きいので、日本語では注目されていない分野でもすでにハウツーが確立されていたりする。

こうしたことから、わたしが速読を習った先生も、「全部わからなくていいから、原書で読むこと」を推奨されていました。
興味のある分野を読めば、外国語を読むハードルも下がりますね。

どんな分野でもビジネス的にはアメリカのほうが20年進んでいるから、アメリカの原書を読んで日本で取り入れればスタートダッシュがかけられる、と、その先生は言っていました。読者の皆さんにも英語のハードルを下げてほしいと思って、お教室を開催したり、本を紹介することはずっと続けている次第です。

この本は、わたしがローフードを食べて元気になって最初にアメリカに長期滞在したときに、近所の書店に行って(当時はそればバーンズ&ノーブルズだなんて知らなかった。NYで最初にカフェを併設した書店)「文章の書き方」の本を片っ端から見て、いちばん参考になったと思って購入し、とつとつと読了した本です。
「盛り上がりのあるストーリーを作る能力」は、あらゆるビジネスに役立ちます。
当時はキンドルがなかったから、わざわざアメリカまで行って探すしかなかったのです。
今はキンドルがあるし、この本だけでなく、たくさんの洋書がキンドルで販売されていますね。


posted by 石塚とも at 23:50| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月29日

書籍記事『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』

『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』
借金玉 (著) KADOKAWA

https://amzn.to/3WIO6uO


わたしがアマゾンで見た本のなかで、もっともレビューを獲得している本です(2023年1月29日現在、1388)
著者は投薬治療も続けている発達障害の持ち主ですが、同じ病歴でない人でも採用できるハックがたくさんあります。

・カバンは1つ(ものを忘れない、なくさない)
・他に何もおかず、一つだけ集中できる場所を作る(クリーンデスク、クリーンルーム)
・家の中でのものの置き場や持ち物の数
・名刺入れは複数用意(なくしたり忘れたりしやすいもの)
・集中力のコントロール(過集中および集中困難、眠さ)

など

クリーンスペースを採用した経緯は、別の記事に詳しく書きました。
わたしは人間関係や薬物依存についてはここまで苦境に陥ることなく今までやってこられましたが、実際に体験した人の包み隠さぬレポートを読んで、世の中にはいろいろな困難さがあるのだなあとあらためて思いました。他人の困難さに共感すると同時に、自分の困難だったことについてもサバイバルできたことを再評価しようと思いました。
posted by 石塚とも at 18:28| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月28日

『一気にくびれる ayayoga背中革命』『自己肯定ヨガ』

『一気にくびれる ayayoga背中革命』
https://amzn.to/3Y5WhCj



詳しい解説とわたしの体験は、こちらの記事に書きました。

aya さんの教えるヨガは、有酸素運動やバレエなども取り入れているという点で、もしかしたらすでに「ヨガ」という領域ではないのかもしれませんが、
「現代人の抱えている身体の問題は何か?」という点をつきつめて、その解決方法を編み出している点が素晴らしいと思いました。
「問題点」というのは、「美容」と同時に、「弱さ(すぐ疲れる)」、「健康(病気につながる)」「心地よさ(呼吸がしづらい)、といった」の点からもアプローチしているということです。

 もう1冊、すでに一緒に購入してくださった方もいるようなのですが、『自己肯定ヨガ』も大変興味深かったです。

『自己肯定ヨガ』
https://amzn.to/3kPiSVF



やりたいことが見つからないときは「未来に向かって羽ばたくポーズ」とか、何もする気にならないときは「ひよこになりきるポーズ」とか、自分の家でやりたいようにやれるポーズが多いのも楽しいです。自宅でひとりで誰にも見られずにできる今どきに向いたポーズが考案されています。
なにより「自己肯定」という、これもまた今どきの問題解決にフォーカスしているところが素晴らしいと思いました。


posted by 石塚とも at 06:26| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月01日

ブックストア記事『第三次世界大戦はもう始まっている』

『第三次世界大戦はもう始まっている (文春新書) 』
エマニュエル・トッド (著), 大野 舞 (翻訳)


2023年1月18日現在、623個の評価がついているベストセラー。

タイトルがキャッチーですが、「戦争」という現象以前の、各国の狙いやそれぞれの関係などの解説が大変興味深いです。国々の複雑な関係を丁寧に網羅しているため、理解にちょっと時間はかかります(アマゾンレビューでも「難解」と書いてある人がいますがそのとおりだと思います)。何度も読み返して(=聞き返して)、またそのうち再読したい感じです。

その中から1つ書くと、アメリカという国がどうして魅力を失っていってしまったのか。アメリカの友人たちが疲れたり、ネガティブになっていったのか、アメリカからキラキラしたニュースが聞こえてこなくなってしまったのか(せいぜい大リーグぐらい)、一端ですが理解できた気がしました。
ウィキペディアのトッドさんの記事を読んだら大変興味深かったので、他の本も読んでみたいです。
posted by 石塚とも at 00:00| RBJブック(文具雑貨)ストア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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RBJブックストア 現在のオススメ本と文具ベスト6

→もっと見たい方はこちら

(2022/12/16更新)

『人生が変わる血糖値コントロール大全』
https://amzn.to/3FtQMqV
糖尿病でなくても血糖値の乱高下を繰り返す「血糖値スパイク」が意外な不調の原因かもしれない。実践して効果を感じてます。

『ザリガニの鳴くところ』
https://amzn.to/3HaBSXx
2021年本屋大賞翻訳小説部門受賞。小説で最近一番やられた本です。2022年に映画も公開されました。

『サーカス象に水を』
https://amzn.to/3UuXVvm
古い本ですが、アメリカで口コミでベストセラーになり、ロバート・パティンソン主演で映画になりました。あっと驚かせるラスト。

『マクリーンの川』
https://amzn.to/3HeZgTU
ブラッド・ピットの出世作『リバー・ランズ・スルー・イット』の原作。兄が弟の死を回想し自費出版した原作が世界的ベストセラーに。冒頭がが名文。

『心的外傷と回復』
https://amzn.to/3H5x9Xk
戦争、虐待、犯罪、カルト宗教…。暴力が人の心に傷をつける過程と、人の心がそこから回復する過程を解説した一級の書。ロングセラー。

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『ミドリ ベルトシール マグネット13 』
https://amzn.to/3uqTZB0
よく使うノートにつけると、カバンの中で開くのを防ぎます。ペンもつけられます。